交通違反で罰金を払わずにいると、何度もやり取りをした挙句に刑務所に入ることができるらしい。そのルポ。割と参考になることも多い?
私は割とこのジャンル(?)の、刑務所ものを読むこともあるんだが、この人の場合は期間も非常に短いし、独居房で土日を挟んでいるので…要するに大したことは何も起きない。ただ一般人の目線で刑務所の生活を見ることができているという点ではなかなか悪くないんじゃないかと思った。
解説のダンカンに全て持って行かれた感じはあるね。
交通違反で罰金を払わずにいると、何度もやり取りをした挙句に刑務所に入ることができるらしい。そのルポ。割と参考になることも多い?
私は割とこのジャンル(?)の、刑務所ものを読むこともあるんだが、この人の場合は期間も非常に短いし、独居房で土日を挟んでいるので…要するに大したことは何も起きない。ただ一般人の目線で刑務所の生活を見ることができているという点ではなかなか悪くないんじゃないかと思った。
解説のダンカンに全て持って行かれた感じはあるね。
副題の通り、米国の機会格差がどのように拡大しているのかということを記した本。日本は良きにつけ悪しきにつけアメリカの後を追っている面があるので、こういう本を参考にしてどういう社会にすべきか、すべきでないかを考えたりするのも悪くないんじゃないか。
家庭環境、教育環境、コミュニティ…色々な要素について深く掘り下げながら考察を加えている。子どもというのはやはり周囲の大人の影響をどうしても強く受けるわけで、どういう大人と接して過ごすかというのは人生にとって大きい。そこは世界共通のものだろうね。そこが一つの大きなチャンスの格差になりうる。そうやって接する隣人が麻薬の売人か大学教授か…その違いは大きいだろう?
ロビンソンクルーソーのモデルとなったセルカークの暮らした場所を探る冒険。前半のストーリーが期待を高め、後半の発掘作業が学問と歴史の奥深さを知らしめる。
いい本を読んだなー、という感想を持った。考古学は私が考えていたほどいい加減なものではなかった。ここまで探求した者だからこそ書ける、最後の描写の臨場感ね。
セルカークその人は気難しい船乗りで、乗ってたのは私掠船という公認海賊。あまり近くにいて欲しくない人物像ではある。
足立区のスラム街で育った筆者がバングラデシュの受験業界に革命を起こす。熱さがある話。
偏差値28で入れる母校・早稲田大学とは…その疑問を解消せずに豪快に話が進んでいくのだが(途中で完全に解消しますのでご安心ください)、とにかくこの挑戦よ。スゴい!
まぁ自分も子供を川崎のスラム街で育てているワケよ。その雰囲気は足立区に近い。近所の公園には我が子も含めクソガキしかいない。あーこの発言は足立区民に失礼かも。…川崎市民にもかw
天皇が皇太子時代から含めて外国に赴いたり、あるいは客人をもてなしたりする。その中でどのように振る舞ってきたのか、ということを記した本。
まあこれ、すごい話ではあるよね。一人(皇后もだから二人か)の人間にそれをさせて、その上で成り立つものがある。常人にはとても真似できない。
あと、自分も節目節目で短歌でも作ろうって気になるよね。これからスポーツ観戦の感想とか本の感想を書くたびに短歌作るようにしようかな。
心ある人の心を知らぬまま これまで僕は生きてきた
流石にこの著者の作品だけあってテーマも面白いし展開のスピードも適切で、良いですね。しかも途中で散らかることなくラストまでうまいこと進んだ。話題作になるだけのことはある。映画化されたんですね。公開はこれからか。
まぁでも、麻雀牌の話はちょっと現実感が薄かったが。
食品廃棄の問題に取り組む人の本。いろいろなことがあるんですね。フードバンクの話とか、どういう構造で廃棄が起きるのか、どう改善したか、すべきかと。気づきは多かった。私はあまり知らなかった。家庭からの廃棄も多いという話や、京都の話はずいぶん参考になった。あと教科書の話とかも。
小売店の場合、賞味期限で廃棄されるのではなく、期限よりもかなり前に廃棄される。2/3過ぎたくらいで捨てるんだって。また、賞味期限が日付で書いてあると、製造や流通の関係で1日追い越して納品されたことに気づくと返品してきたりするらしい。それで期限が長いものは月までの表示にするとか、そういう工夫があったらしい。それで、著者はフードバンクっていう、廃棄される食品を引き取って必要な人に配るという活動をしている。
誰もが知る「富士そば」の創業者が半生と経営哲学と演歌を語る。
今の会社の最寄駅にも2軒ほどありまして、カツ丼が特に旨いので時たま食べに行っております。もう少し歩くと安いカツ丼屋さんがあったりもするし、新潟系のソースカツ丼と「へぎそば」を食える店があったりもしますが、それでも安くて、勝るとも劣らない出来の富士そばは偉大だと感じている。入りやすいしね。カツ丼オススメですが、今度天ぷらも食うかな、という気になった。
森林ジャーナリストという職業…があるのかどうかは知らなかったが、そういう人が書いた、森の本。面白い話もあり、真面目な話もあり、森にまつわるいろんなエッセイが並ぶ。
結構楽しめたよ。探検部出身の人はやはり面白いよね。真面目方面の話はまぁ…よく分からないというのが正直なところ。正解が…この人の言うことが正しい方向なのかどうか判定できるだけの知識がないんで。
個人的な話をすれば、私の祖父は林野庁に勤めていた人で、街や公園を歩いていてもあれはナラだクヌギだなんちゃらだと教えてくれたのだが、今に至っても私は全く判別できない森音痴です。まーでもツツジとツバキくらいは判別できるかな。
日本三大「やなぎだくにお」の一人。「くにおくんシリーズ」の主人公の姓は柳田だと思っている(←私が勝手にそういう印象を持っているだけです)。名前で損してるよなぁ。初見では別人だとは思わんもんな。まあ有名な人ではあるけれども。
この本はいろんなところに書いたエッセイをまとめたもの、という感じ。航空機の事故に関する調査から、医療関連の話まで。割と臨場感のある書きっぷりなので退屈せずに読めると思う。後半は書評みたいなものも多かったので、気になったものは機会があれば読んでみようと思った。