抑圧に抗うITエンジニアのSF。この時代か。すでに懐かしい。だいぶこう、変わっちまったからな、世界が。
まあちょっと理想のキャリアのエンジニア? みたいな感じの主人公が、熱意をチラ見せしながら信念を貫く。設定がちょっとアレだけどな。自分より優秀なエンジニアに一目置かれるとか、カンファレンスにゲストで呼ばれてみんなと仲良くなるとか、みんなに自由を与えるために一肌脱ぐとか、あれやこれやで異世界転生的な? 空気感を浴びて、つまり読んでいて居心地が悪くなる。
抑圧に抗うITエンジニアのSF。この時代か。すでに懐かしい。だいぶこう、変わっちまったからな、世界が。
まあちょっと理想のキャリアのエンジニア? みたいな感じの主人公が、熱意をチラ見せしながら信念を貫く。設定がちょっとアレだけどな。自分より優秀なエンジニアに一目置かれるとか、カンファレンスにゲストで呼ばれてみんなと仲良くなるとか、みんなに自由を与えるために一肌脱ぐとか、あれやこれやで異世界転生的な? 空気感を浴びて、つまり読んでいて居心地が悪くなる。
ロボットとかAIのSF。飲食店のネコちゃんとか、pepper君とか、あのへんをうまいこと組み合わせて作る。
短編だからな、あんまり書ききってある感じはしない。もっと文字数があれば変わったかどうか。このレベルの人物が、このレベルの出来事で20年ボーッと過ごすのはバランスが壊れていて納得がいかぬ。そういう違和感はあった。
だって20年だぞ!? 一人の人間にとっては、実質永遠だ。
中年男性タイムスリッパー物語だ。高校生じゃないけど、高校時代の同級生が絡むのでギリセーフ? そんな計算のありやなしや。それを名手・佐藤正午がどう描く。まさに真骨頂だ。ジャンル的にはSFだよね? SFというもの自体の、他のジャンルと混ざりやすい特色が云々…
かなり面白かった。なぜピンボイントで行き先に確信を抱くに至ったのかには興味があったが、思えば叶う? そういうものなのかもしれない。あとは予兆のショートスリップの時もsrc側の身体は死んでんのかな、という疑問も。ロングだから死、ロングならでは死、というのも違うような気がするんで。そしたらタバコつけたまま突然死すのかと。退社ドア死も事件でしょうよ。そしてdstは入れ替わる元の人格はどうなるんだ。仮にsrc側に移行するならsrc側は死なないんじゃないの、いや死んでたし、ショートの時も移行してないよな…つまり消滅? うーん、タイムスリップの原理も、こうなると悩ましいものだ。
うるう秒のアレだっけ、それとも時刻同期がずれて修正する時のやつ?
実際は高校生がタイムスリップだ。なかなか熱い設定ですよね。どうせタイムリーパーを出すなら、やっぱ高校生くらいがいいですよね。老人とか出しても燃えないですもんね。…という方向性を決定づけた、割と名作の扱いの小説。
果たして読んでみたが、なかなか良かった。物語やキャラクターに魅力があって完成度も高い。今読んでも問題なく楽しめる。
序盤からは想像もつかない展開。ただ設定が多すぎて大変だった。言語とかはもういいんじゃないの、とか。説明してくれないとついていけないし、説明が多いのもうざい。中編に収めるのは無理がある設定の多さだと思う。チュートリアルでエンディングまで突っ走ったという印象。
まあこれ、本人が書きたかったんだろうな。読んで楽しいものではないが、書きたくなる気持ちは少し分かるよ。三体の最後もそうだった。弥勒も衆生を救わない。
現代日本に舞い降りたハムラビ法典「死には死を」つまり殺人即死刑。そういう世界の物語。ペーパーマリオの小説版だと思って油断していると度肝を抜かれることになる。とても良かった。いい本を読んだ。短編4つと、長編1つ。
設定は設定に過ぎないので、登場人物や事件は設定を舞台装置にしつつ、独自に進んでいく。序盤の短編で設定の裏をかく犯罪やクローズドサークルもの、イジメ自殺とテーマを変えながらの進行で舞台に慣れさせてのハードボイルドな長編につなげていく。
不確かなまま始まる今日は…なんだと言うのか? 宇宙レベルのいつも通りの日々。三体で学んだ暗黒森林仮説が冴え渡る。これジャンルをSFを呼んでいいのかどうか…
奇人の先輩との交流からの宇宙人艦隊との音声通話が映像になって最終的には…どうなんだろうな。このくらいのラストがちょうどいいのかな。中高一貫教育の果てにしては銀河を股にかけたスケールの大きな話になるんだが、スケールが大きすぎて最後はバグってしまう感じか。距離が遠すぎて無理がある。三体を受けて語られはじめた物語としては少しティーンズ向けに寄りすぎだよなあ。
テーマ自体は韓国の船舶事故にまつわるあれこれ、だが、素材は医療系SF。実在の事件や事象からのシームレスな虚構に移る。油断して読んでいたら、途中でさすがにこれは、となって、どこからが…と。そういう技だな。IPS細胞時代のフランケンシュタイン。そんな感じの物語。この技術があれば、余裕で不老不死達成できるじゃないか。革命的だ。頑張れ人類。
途中で気づいたけど、これ何か他の作品の続編ですよね。いきなりこれを読んでしまった。間違ったかな。執拗な食べ物シーンと女子高生乳首描写は何の意味があったんだろう。それ以外のシーンがあっさりしすぎているので対比がすごいんだ。そしてラストまで読んでも無意味だとしか思えなかった。
人類は滅亡する? しない? どっち!?
2の主人公は超人的だったが、3の主人公のダメさ加減はどうだ。ひどすぎる。タナボタで絶大な権力をもらいながらの無力…しかもひたすら2択を外し続けるという。それでも主人公かよ。どうした人類。シンプルに選んだやつが悪い、としか言いようがない? いやいや主人公でしょ? 無力すぎると逆に擁護が湧くんだよな不思議と。でも、こいつに任せると滅亡する、と学習しなきゃ。こいつが死なせた人数、軽く毛沢東超えてんじゃん。与えてくれた親切なヒントをすべて無にして、何度太陽系を絶滅させてんのよ、って話。しかも全部成り行き任せ、他力本願だもんな。強運を持ちながら生かせない罪は重いぞ。英雄に敬意を持ってもらえた時間旅行者…権力だけは与えちゃダメ。ゼッタイ。最後は自分だけ逃げ出すという(しかも、それすら他力本願)。
1の主人公の江森(字が違う)、出てこないじゃん。まさかのナレ死。どこで何してたんだよ…あの桃園の誓いはもはや遥かなる過去か。忘れちまったのかよ。アッサリしたもんだなおい。まあゼロの主人公も1には出てこなかったから、そういうシリーズなのかもしれないな。
史強が有能すぎた。丁儀は活躍したが脇役に。主人公はまた変換できないタイプの名前、と。
しかし本シリーズ最大のギミックは智子ですよね。なんなのあれ。もう智子が本体でいいじゃん。体、いる? いらねーよ。いらねーじゃん。物理肉体なんて最初からいらんかったんや!! 主人公っぽい名前だし。三体智子さん、日本人女性か。口調とのギャップが魅力な?
1ではあいつもこいつも三体人シンパだったが、2では分かってるやつはだいたい負け確にとらわれている。実際、智子の陰謀により基礎研究が制約を受けた状態でのイビツな発展と根拠なき大衆の楽観だから、負けるのは分かってたんだよな。探査機に対する艦隊の戦術も最悪だった。そこからの主人公面壁者の秘策。秘策つってもしっかり実験しているので、周囲の人に意図が読めないのは不自然なんだけどねえ。ラストも良かった。開幕のねっとりした描写が生きたな。