古代インターネット文明では、男も女も暇さえあれば早朝から深夜までレスバに明け暮れていた。この本は、そのような文明史について記述している。まったく最近の若いもんはネチケットも知らんでのおw
なんていうわけではなく、インターネットあれこれを書いている。昔話から最近の話まで。インターネットもできてからもう50年も経つんですね。そのうちウェブが30年。数字に衝撃を受ける。私がインターネットに初めて接触したのは…と語りたくなる数字だ。
古代インターネット文明では、男も女も暇さえあれば早朝から深夜までレスバに明け暮れていた。この本は、そのような文明史について記述している。まったく最近の若いもんはネチケットも知らんでのおw
なんていうわけではなく、インターネットあれこれを書いている。昔話から最近の話まで。インターネットもできてからもう50年も経つんですね。そのうちウェブが30年。数字に衝撃を受ける。私がインターネットに初めて接触したのは…と語りたくなる数字だ。
借りパク上等の古文書界隈? 壮大なアーカイブ計画が頓挫して大量に手元に残された古文書の返却をライフワークにして数十年。主要関係者の逝去も影響し…すぐ早く返せないものかねえ。管理がなってないんじゃないの? と言いたくなるが、果たしてどうか。
普通は激怒されて当然のこの状況。旧家の鷹揚さからか、著者のパーソナリティからか、不思議と怒られずにさらなる古文書を貸してもらえたり寄贈にしてもらえたりしたらしい。まあ今更持っているよりは研究機関に保管してもらったほうが、いいことが多いだろうな。現代人には、守り抜いて次代に伝えるタスクは辛いものがある。個人の努力ではどうにもならないケースも多いのでは。
着眼点だけの本。中身はこじつけが多いし、なぜか序盤に則天武后が出てくる。いきなりネタ切れ? 日本史とは?? 大東亜共栄圏の亡霊てこと??? あと源氏物語や近松門左衛門の心中物のストーリーとか、虚構からも遠慮なく引っ張ってきて現代的価値観で強引にこじつけるという。こんなやりかた、許されてるのかな。
「毒になる親」の本は以前に読んだことがある。ワリと有名な本ですよね。読んだのは自分が親になる前後のことだから、随分前だが。そういうことがある、という知識を手に入れたのは自分の人生と当家の運営にとって、ありがたかった。あの本は、毒・有毒という単語がpoisonだけではなくtoxicもあるということも知るきっかけになった。
放蕩に住む大阪の商人の戦い。史実をベースにしているわけだが、出来が良くて、かなり楽しめた。放っておいた疑念は全て回収されていく。まあハラハラするよ。
後半はキツイ話になるね。壊すだけ壊して、誰もハッピーになってないしな?
…と思う吉宗であった。
流れ星のような伝説的な数学者、ガロアね。GFと言えばガロアフィールドだよね。計算機科学でもお馴染みで、RAID6のQパリティとかでも出てくる。普通のパリティでもそうなんだけど、XORってだけだとありがたみがないからなぁ。
それにしても、これを17歳から20歳まででやってのけて死んでいくなんて、すごい人生。20歳で死ぬのはなかなか勇気のいることなんだよ。オレも死ぬ時に言いたくなった。私の場合はすでに20歳はだいぶ過ぎたが。
数多くある信長本。今さら信長かー。とも思ったけれども、日本史の大エースだから、少しは読んでもいいんじゃないか。でもノブくん最後はセイヤーされるんだろ? オーズの映画で見たよ(いつの話だよ)。
信長に学ぶビジネス書みたいな文章が頭に浮かぶわけだが、果たしてどうか。割と楽しめた。まあだいたいの流れは知っている。俺たちの奇妙丸も出てきて活躍した。柴田カルティエが出てきて高級ブランドだった。まあなんというか…結局はビジネス本みたいな内容だった。信長が社会生物学の学者みたいな研究をしてパレートの法則を発見してノーベル賞を狙ったり、ドラッカーを学んだ何某のような動きをして天下を布武していく物語。物語の展開上、途中から主人公が変わってしまう。
江戸時代の歌舞伎役者たちの中に紛れ込んだ鬼を探す話。このでんせつてきなじけんは「かぶきおに」という童子たちの遊びとして現代にも伝わっている。ウソですが。まあそんな、ウソのようなことばかり言い出す人たちの話。
リズムが良かった。筋はちょっと複雑さがある。人数も多いけど女形と男形の違いくらいしか印象に残らない…まあもっと描写はあるんだけど、詰め込みすぎでは? 一つ一つは割と良さがあった。
途中で鬼がちゃんと出てくるのか不安になった。出てこなくても解決編を書けたんじゃないか。まあ、出てきます。鬼。ご期待ください。
幕末期の南部藩で起きた一揆の話。実話ベースだが知らないことばかりで、新鮮でもあった。実は私は幼少期に過ごしている地域が舞台なんだけど、マジで知らなかったな。あの辺でこんな一揆が成功していたなんて。時代の偶然もあったんだろう。
というわけで最初はファミコン版のあの音楽を懐かしく思いながら読んでいたのだが、かなり興味深く読むことになった。しかし当時の情報でこの的確な動きは無理があるんじゃないかなあ。カンだけであんなにやれるのか? 実際はもっと情報が行き渡っていたんだろうか。
戦前の板橋にあったスラム街で生まれ育ちルポライターとして大成した著者が、資料を当たりながら少年時代の思い出を記していく。資料に見える辛辣な表現と、著者の記憶とその裏側にあったはずの事実が織り交ぜられていて、その対比も。かなりしっかり読ませる、いい読書体験になった。
スラムのリアルというか。多くの人が貧困に苦しみながらも明るく、それなりの秩序の中で生きて、そして多くの人が死んでいく。優しさエピソードが幸福には全くつながらないんだ。崩壊のところもすごかったな。家主だった義父が白痴の青年を殴り殺したことをきっかけに、数日おきにバタバタと倒れ、全滅していく。
明治ブルガリアヨーグルトの50周年を記念して書かれた小説…ということでいいのかな。乳業の部門に就職したオタク主人公が奮闘する。まあ一応、物語のなかでは会社名はわざとらしく違うものになっている。
オタクという話なので、「詳細を説明したらドン引かれるレベルで調べていたので黙っていた」などの表現が散見される。
なんじゃこりゃ、と。ブルガリアの歴史が織りなす乳酸菌の擬人化創作物て。そんな度肝を抜かれるジャンル。田舎の革命と絡んで、うまいことまとめてきたけども、問題作でしょうよコレ。ブルガリアの歴史は身につくかもしれない。立地的にかなり暗黒の時代を過ごすことになったらしい。今の国境だとトルコの隣ですね。