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山椒の実

Category: Books

犯罪小説家 (雫井 脩介)

この人の小説は終盤があまり上手くなくて100%の出来にはならないのは分かっていた。最初に読んだ「火の粉」はそれでもかなり良かったが「栄光一途」の終盤のとっ散らかりっぷりの後なので正直読むのをためらった。しかしこちらはだいぶ良かった。これなら次も読める。

中身はまさに多摩沢文学。なかなか凄いが、やはり終盤にはもうちょっと救いがある展開にしても良かったんじゃないかと思う。たぶん、そのへんを考慮しないから終盤が上手くないという印象を受けてしまうんだろうね。序盤から中盤はいつも他に類を見ないほど良いのに。

独白

フランス代表で監督をしていたドメネクの本。経歴としては2大会連続で代表をワールドカップに導き、1度はジダンを擁して決勝まで行った(決勝はあの頭突き事件のアレ)というなかなかのもので、しかし最終的にチームは崩壊し、ワールドカップ中に選手に練習をボイコットされる羽目になるほど醜態を晒すことになった。つまり評価は低い。今はもう引退の身?

ありゃ確かにスゴイ話だったよね。つーか普通に考えれば単に誇りを持たずに出てきちゃった選手が悪いだけなんだが。