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山椒の実

Category: Kindle Unlimited

地雷グリコ (青崎有吾)

高校でのゲームバトル。ひとことで表現する言葉があるとすれば、女子高生版カイジ。いやあのカイジに出てきたオッサンの娘じゃないですよ。あいつは高校生じゃなかった気がするし。言いたいのは、この本の主人公が高1女子なのね。

その主人公が強すぎる。博才の塊だ。いや最終的には強いんだけど、終わった後にこれはどこから強かったんだという種明かし編があり、やっぱり強いなあ。

ジャンケンで階段を上るグリコwに始まって、出禁解除を賭けた坊主めくり、拡張ジャンケン、だるまさんが転んだ…言葉にすると子供の遊びだが。ラスボス戦も盛り上がった。とんでもねー強者同士の戦い。これはアツい。

木挽町のあだ討ち (永井紗耶子)

仇討ちをしに江戸に出た若者が芝居小屋に出入りして、本懐を遂げる。二年後に武士が芝居関係者の目撃者に聴き取り調査。インタビューにペラペラ喋る芝居関係者の人々。流石に皆さん口上が上手いなあ。さて真実は?

いやー面白かった。一気読み必至。インタビュー内容も、最後に明かされる、その後ろにあるものも。血なまぐさいオープニングなのに、読後感は爽やか。地獄を経た仏。人間だこれが。目撃談と、目撃した人の歩んだ人生、そして目撃された人の人生。それぞれ語られる内容が良い。