生命保険屋さんのホラー。やばすぎる相手との、対峙。生命保険の不正受給はまあ死に類することだからなあ。そもそも子供に生命保険かける意味がわからんし。稼ぎ手が死んだら残された人が困るでしょ、という意味の保険だと思っているので。あとは高度障害とか生活習慣病の補償もあるか。そういう意味では自分も少しだけ入ってるけど、まあ気休め程度の額だ。死んだらごめんな、ってことで。
しかし強キャラが退場したときはどうなることかと思ったよ。勝てんのかこの主人公で。スペック不利が甚だしいが…
生命保険屋さんのホラー。やばすぎる相手との、対峙。生命保険の不正受給はまあ死に類することだからなあ。そもそも子供に生命保険かける意味がわからんし。稼ぎ手が死んだら残された人が困るでしょ、という意味の保険だと思っているので。あとは高度障害とか生活習慣病の補償もあるか。そういう意味では自分も少しだけ入ってるけど、まあ気休め程度の額だ。死んだらごめんな、ってことで。
しかし強キャラが退場したときはどうなることかと思ったよ。勝てんのかこの主人公で。スペック不利が甚だしいが…
税務署で働く女性たちの群像劇。凄みのある物語だった。それぞれの思い、表に出る態度、そして裏主人公の須藤の葛藤。それぞれのforgetとforgive。知らねえよ。
税務署っていう舞台がいい味を出してる。殺伐とした接客。修羅場が続き、職場も荒れる。そして仕事を終えても家族との問題が。安定していると思われる人物も裏があったり、怖そうな人物も他愛がなかったりする。そんな、ありそうな話が続く。
税金は素直に払おうと思いました。
ホームレスになった男の戦記。カネまみれの栄光を奪われて、這い上がろうと奮闘する。宗教作って逆転を。
前半のホームレス時代の描写も良かったし、転機となる賭けのシーン、宗教を大きくしていくところ、病んでいくところなんかも文章力がスゴい。用語を使って罵倒する事務員とか、リアリティのある小ネタをちょいちょい入れてくるし。
ぶっ壊れて教祖の初めての吐露にまともに取り合わないところとか、土壇場で場違いな言葉を発する場面も印象的。箱根のレイヴとかもね。狂信者の発生のあたりは主人公も前後不覚状態だからあんまり描写も少なかったな。
中編2本。スターの未亡人の話と家庭内の地獄のような話の表題作。かなりしっかりした小説だった。著者は本業芸人さん? かな。 さすがの能力だ。心に残る。
未亡人の話はシンプルに、いい話だった。いい話すぎる中に悲しさがある。そこに雰囲気があっていい。不可逆的な変化と、時間が経ってからそれに気づく心。
表題作は読んで過呼吸になる人もいるんじゃないかな。実際ウチもね…略すけど。世襲要素のないサラリーマン家庭でこれが起こる。起きがち。いやフィクションだけど、一定のリアリティを持つ。なぜこうなるのか。おかしいけど、人間というのは元来おかしいもので。なんだかなあ。
コンビニ人間の続編、というわけではないが、コンビニ文学の一角を占めるポテンシャルがあるのではないか。そう思って読み始めたライトな推理小説。
大学中退フリーターと新人女子高生のコンビが、コンビニで起きる数々の事件を華麗な推理で解決していくのだが、そこにある裏の意図が…
なんだかなあ。主要キャラクターがどうもなあ。冴えないフリーター男性にグイグイ来る言葉遣いの変な女子高生書きたかっただけなんじゃないの。あざとく狙いすぎて逸れたみたいな感じだった。イライラしますよね。
サブキャラはまだマシだけど、全体的には主人公に優しい美女が善キャラでそれ以外がワルあるいは影が薄く、イケメンは死ぬ…ああそういう話なのね、と。そう思うとどこまでもアホらしい。
まさかの続編。前編から10年後? くらいあとの話で、前作で亡くなった男は墓の下にいた。代わりに出てきたこやつは何者か…なるほど。
今作もなかなかよろしいハードボイルド詐欺師小説だった。叙述トリックは相変わらず、キャラクターも相変わらず各自ベストを尽くし、それぞれ活躍した。まさか、あいつまで出てくるとはね。みんな幸せになれよー。前作で活躍したデブも頑張った。
いい本読んだなー。
ただ、情報がダダ漏れってのはいただけないな。この点も、前作に引き続き。隠そうとして、そのせいで漏れる。
ハードボイルド詐欺小説。不幸の連鎖の行き先は。スリルとサスペンス、アクション。そして観察と記憶からの謎解き。かなり良かった。
無口な主人公も含めて、ちょいちょい軽快な会話をさせて叙述トリックを入れてきたりするのもいいねえ。気が抜けない。
登場人物が魅力的だよねやっぱり。こいつはさすがに無駄じゃねえか、と思われたデブですら手先が器用で魅力がある。マジで全員活躍するからな。過不足がない。どんでん返しもちゃんとしてるし、人生は不幸を抜け出して幸せに向かう。向かせる。最高だ。
高校の部活、派遣部員として多くの活動をする少女。基礎能力だけで並以上の活躍をコンスタントにこなすうちに、虚無から無限大へと駆け上がる。いきなりそこまで? 勢いで押し切った短編。
失恋駆動型人間のパッションですなー。何者でもない、が何にでもなれる、に変化する。しかしそこまで追い込めるのか、このキャラクターで。短編ということもあり、少しキャラクターが単純化されすぎた感じもした。特に主人公。もう少し複雑な思いがあってもいいんじゃないの。それがないから虚無なのか。なぜないのか。
子育てとかそういう世界の話。不穏極まりないオープニングからは想像もつかない、いろいろなことが起きる。こんなことも、ありうるんじゃのお。一定のリアリティがある。
タイトル自体は「誰も知らない」というあの映画のアンサー的な? そんな感じなのかな。
しかし誰もが病んだ劇ヤバ世界のこの展開でハッピーエンド方面に向かうとは思わなかったな。意外で、しかも妥当か。
そんな本編の事件に関してはまあいいとして、ウサギ事件の解決に関しては不満がある。だって、かわいそうじゃないか。だって、ウサギだぞ?
短編。ありそうな話。まーそんなもんだよね、と。学生時代の無責任な友達の噂話、ライフステージのギャップ。
こいつらほんと陰口ばっかじゃねーか、と思っていたら主人公がしっかりやってくれた。さすがだ、偉い。幸せの形は人それぞれ。他人がとやかく言っても無意味で、陰口となればなおさら醜悪だ。それを感じさせない表面と、感じさせずにはいられない内面を描ききった。
お前たち、今後はナベちゃんではなく、渡辺さん、と呼びなさい。