うるう秒のアレだっけ、それとも時刻同期がずれて修正する時のやつ?
実際は高校生がタイムスリップだ。なかなか熱い設定ですよね。どうせタイムリーパーを出すなら、やっぱ高校生くらいがいいですよね。老人とか出しても燃えないですもんね。…という方向性を決定づけた、割と名作の扱いの小説。
果たして読んでみたが、なかなか良かった。物語やキャラクターに魅力があって完成度も高い。今読んでも問題なく楽しめる。
うるう秒のアレだっけ、それとも時刻同期がずれて修正する時のやつ?
実際は高校生がタイムスリップだ。なかなか熱い設定ですよね。どうせタイムリーパーを出すなら、やっぱ高校生くらいがいいですよね。老人とか出しても燃えないですもんね。…という方向性を決定づけた、割と名作の扱いの小説。
果たして読んでみたが、なかなか良かった。物語やキャラクターに魅力があって完成度も高い。今読んでも問題なく楽しめる。
2020年の本。あれから5年。悪化してるよね。どうだった?
いろんな物語を集めた、マスコミの取材班が作ったありがちな本。出自的に常識的な内容になることから、面白さはないが安定的に時代を理解できる、という利点がある。NHKの本とかは結構パンチがあることもあるんだけどね。
読んでいていろいろな出来事を思い出す。ネットの世界は時間が過ぎるのが早すぎて、もはや矢だ。光陰さながらだ。…というか、そのものだが。
思うに、人類の脳がポンコツに過ぎなかったということを白日の下にさらしたのがSNSという見方もできるのかもしれない。学問の力でごまかそうとしたものの、過去最高レベルの学力を誇る現代でもダメだったワケで。こりゃディープステートの陰謀とかで片付けられたほうが絶望は浅い。
いいじゃん月の石くらい貰っても。でかいんだし。地球の石と大して変わんないでしょうよ。領地も確定してないんじゃないの。自然物だろう。これが財産だとしたら、そもそもがNASA自身が月から盗んできたものだろ。
あらすじとしては、、、
婚前交渉の咎で実家から勘当され絶望の淵を彷徨ったユタ州のモルモン教徒がエース級サイエンティストに転生、NASAデビューをきっかけに陽キャ化。しかし駆け落ちしたモデル妻とは不仲になっており、ベルギーの石マニアと悪魔合体したFBIも暗躍を始めていたのだった。そこに謎の研修生美女がロケットめいて高速垂直リフト射出され…
戦国時代の小さな城攻めの話。散々命のやり取りをして、多大な犠牲を払う。その先にある徒労。とんでもねーな。危険に次ぐ危険を冒した挙句、誰一人得をしていないというね。
でも、ハラハラドキドキ楽しめた。まあ、怪我しすぎだなあ。実際は動けないよ、こんな怪我してたらさ。
ホラー小説。中編2つ。拝み屋チームの話と、田舎に流されたサラリーマンの話。
表題作よりも後ろの鉄柱ていう作品のほうが良かったかな。そっちの方がオカルト色は薄い。表題作は不気味で自我に問題のある主観者の正体が明らかになるクライマックスは衝撃があって良かった。それぞれに後味も残る。
だけどまあ、この救いのなさはどうにもならないね。ホラーはどうしても、こういう結末になるからなあ。
選挙プランナー? っていうのかな、そういう活動をしてきた著者が現代の分断を説明する。米国でも活動してきたらしく、米国の事情にも詳しく触れている。この本は全体的に、選挙中心の考え方でできている。選挙と民主主義が世界を構成するという世界観で書かれているというわけだ。
序盤のつかみが非常に良かった。選挙の基本原理は分断を煽ることだ、と。現状のレギュレーションで成功するためには仕方のないことなのか。それがつける傷は深いぞ。こりゃ罪深い。罪深い必然。民主主義の行き着く先なのだ。あたかもエントロピーが増大するかのように? マジかよ…
三國さんの本に出てきたニシンの去った街、増毛に関わる、自伝的小説。出だしが凄い。兄の死の知らせを受けて、万歳と。
読み進めると、果たして想像以上にハチャメチャだった。これはたまったものではないだろう。巻き込まずに一人でやれなかったのか兄。増毛のニシンのバクチも早速出てくる。倍プッシュに失敗…それも序章に過ぎない。
兄だけじゃなくて、本人も割とハチャメチャな人生ですね。戦後すぐの時代に特有のやつかな? 子供ができた途端に奥さんをポイ捨て、しかも兄をダシに使う場面はドン引きするしかない。クズじゃん。自伝でヤバいこと書く人いるんだよねえ。と思ってしまう。
やっぱ日産ですよね。ゴーン時代以外はパッとしない大企業。私にはむかしお爺さんの教員が「思い切ってダットサンを買って乗り回してナンパしまくった話」を自慢げに語りまくっていたのを聞いていた時代があるんだけど、今に至っても日産車にはそのイメージしかない。ダットサンでナンパでモテモテ。戦前の話だったかな。自家用車というもの自体が非常に珍しい時代の話ですね。しかしお隣の○○さんは老いてもなお元気、みたいな話ばかりする爺さんだったなあ…高校生相手に話す内容だったのか?
ルーブル美術館にはしご車で乗り付けて歴史的な宝石を盗むという、犯罪史に残る事件があったということで、美術品関連の犯罪小説を読むことにした。デモが盛んな頃の香港で、現代アート。
登場人物の描写に関しては、よくある天才の安売り感はあるね。金額の数字も非現実的な値になっているけど、胡散臭さを感じるよな。金持ちや才人を集めてドリームチーム同士の対戦っていう感を出そうとしているのだろうけど、オレは適当に呟けばのぞみが叶うような生活を送ってるやつを偉大だとは判定しないんだ。ファミレスのタブレットで注文しろとは言わないが、飲み頃のコーヒーは自分でいれたほうが味も良いし、良き人生を送れる。
あのイスラエルの本に関するNHKの特集を本にしたもの。日本でもインタビューを敢行。インタビュー対象の多様性については、イスラエルの元ネタと比べてどうか。会社などで働きたかったのに子供を生んだから働けない人生になった母親が多いのはそうなるだろう。気になるのは氷河期世代が多いこと。そして父親は家事をしない。この世代の父親には育休制度がないのよね。自分もそうだが、先進的な会社が男性育休を推奨し始めたか始めないか、そのくらいの時期。制度化されるのはもっと後のことだ。私の時も、確か積立休暇みたいな、入院するときに使うための休暇制度? みたいなやつしかなかった記憶がある。あと、祖母になっている人は対象者に入っていなかった。世代の多様性は低い感じか。
私は、どっちかというと社会的というよりも本能的に母親になることに違和感があるケースに興味を感じる。そういうのってあるんじゃないかと思っていて。本能的母化拒否。確率的に発生するのでは。この本でも、そういう人もいた。哺乳類に植え付けられたバグではなかろうか。野生動物にもそういう個体がいるんだろうな。太古から続く謎? 一見、種の生存には不利だが、実は有利な面があったりして。どんな理屈があるのか。