流れ星のような伝説的な数学者、ガロアね。GFと言えばガロアフィールドだよね。計算機科学でもお馴染みで、RAID6のQパリティとかでも出てくる。普通のパリティでもそうなんだけど、XORってだけだとありがたみがないからなぁ。
それにしても、これを17歳から20歳まででやってのけて死んでいくなんて、すごい人生。20歳で死ぬのはなかなか勇気のいることなんだよ。オレも死ぬ時に言いたくなった。私の場合はすでに20歳はだいぶ過ぎたが。
流れ星のような伝説的な数学者、ガロアね。GFと言えばガロアフィールドだよね。計算機科学でもお馴染みで、RAID6のQパリティとかでも出てくる。普通のパリティでもそうなんだけど、XORってだけだとありがたみがないからなぁ。
それにしても、これを17歳から20歳まででやってのけて死んでいくなんて、すごい人生。20歳で死ぬのはなかなか勇気のいることなんだよ。オレも死ぬ時に言いたくなった。私の場合はすでに20歳はだいぶ過ぎたが。
タイトル出落ちのような開幕に度肝を抜かれながら。まさか本当にサイコロを振れないとは。思わんよそんなこと。普通は比喩表現だろ? いやむしろそこは、振れよ!
量子の話は三体〇からの続きとしても読める可能性がある。量子将棋なんてものがあるんですねえ。思わず探して遊んでみたり。
倉田秋なんてガンバにいたサッカー選手かと思ったらあだ名だった。そして死の香りを漂わせすぎた主人公が、人生という名のクソゲーを舞う。
うーん、なんかかわいい女の子たちに囲まれた主人公が、勝手に友人の死を納得するみたいな話になっていたのはどうかなと。ややこしい育ちの文系の女子大学院生というのも、かなり攻めた設定で現実感が薄いんだよな。総合的には、もののけ姫でアシタカを主人公に持ってきた? みたいな話だった。謎解きも独りよがりで、ラストもあざとい。設定上、こうなるのは分かってたんだけどな。こう、ひねりもなくやられると。
近代日本の人物や故事を元に探偵物語が繰り広げられていく。この作者はこういうの好きですよね。持ち味を存分に発揮した作品が続く。中村屋のボースで開幕しつつ、ラストの衝撃もしっかり確保。これは期待できる。思わずWikipediaを読みふけってしまう。なるほど史実ベースでひねりを加えて、こうなるのか。新解釈というか。
まあ、そういう話です。この著者らしいあっさり感。意外な悲劇も起きないし、爽快感もあり、こういうのも悪くないね。ただ、もうちょっとネットリ書いたやつのほうが好みというひともいるだろうね。
活躍の余地がなさそうなキャリア警察官とカラテマンの刑事が西東京を走り回って犯人を追い詰める。最後は東京駅から皇居に突入(してない)か。割と楽しめた。
個人ブログとかもう死に絶えてるんだよなあ、と思うシーンもあった。なんに殺されたのかは議論の余地がある。まあオタクならしょうがないか、などと納得するのだが。あと今は自動制御のドローンだから、犯人もこんなことする必要がない時代になった。犯罪もはかどる技術革新。
あの超話題作の前日譚。ちなみに私はまだ本編の3部作は読んでないです。球電現象も、まだこれまで見たことがない側の人間です。つまり完璧すぎる無垢なる読者としてこの本を読んだのだった。
球電に魅せられた学者たちが、世代を超えて結束! チェストー! くらえ、オレの、オレたちの!! ライトニング・スフィア・クラーッシュ!!! いやボールライトニングか。
たいがいの人物が悲劇を負っている中、あいにく悲劇とは無縁の人物が活躍するか? と思いきや、そんな人物は登場しないのだ。悲劇を悲劇で乗り越えていくスタイル。シベリア編がなかなか衝撃的で、印象深かった。そりゃ主人公もやさぐれるよ。
コロナで閉じ込められていた頃、誰もがバーっと眺めたことのある、あのGitLab文書。それに魅せられた著者がリモート組織についてまとめてみた本。元の文書は3000ページにも及ぶらしいですね。…それって、誰も読んでないのでは? という疑惑というか確信というか。3000ページの本を読破できる人は多くない。しかも英語。オレなら、約100%の確率で、読まないね。今なら、これを読み込ませたLLMが聞かれたことに答えればいいんだろ? 知ってんだよ。
一人称を「わし」にしようとして何度失敗したことか。我が人生を振り返ると失敗の連続しかない。そんなことを思う開幕からの、事件の連続。息をつかせない展開。悪くなかったね。怪異であってサイエンスでもある、説得力ね。能力者の能力が、覚醒する。この襤褸襤褸たる身体に宿りし邪悪なる…そして背中の傷跡すらも聖痕となりて…
結局狐は狸だったのか、まさかそんなことがあっていいのか。主人公の偏見的な物見はどういう方向に向いているのか分からなかったな。なんかのスパイス的な意味があるんだと思うけど、あんまり効いてなかったというか、必然的な描写ではなかったと思うなあ。解説を見るとシリーズものだったので、この性格づけは他作で行われたものなのかもしれない。
アンパンマンのテーマのようなタイトルだな。そう思って読み始めたこの物語だが…
剣豪伝説? 達人級の連続殺人鬼とは言え、いくらなんでも殺しすぎじゃないですかバトルロイヤル形式ですか、と言いたくなるくらい死んでいった。文章は普通に上手いので一気に読めた。こんだけ死んでスプラッターにならずに済んだのは著者の医学的知識によるものか、犯人の腕の良さか。これがデビュー作らしい(犯人ではなくて、著者の作家デビューね)。伸びしろとかを感じるべき? もう、今さらだよなあ。
懐かしいなあ、椎名誠。蚊とかアドバードとか、独特なSF感覚が好きだった。ここでターターさんが…私は若かりし頃によく読んでいた。百舌と灰汁が。いやーいいよねこのふわふわした、痛覚のないワールド感。
そんな感じで久々に読んだが、ベスト盤だけあってたぶん読んだことあるやつが多いな。蚊は含まれていたし。なんとなく記憶にあるという。相変わらず、良かった。世界観との距離がね。こういう、身体性の高い作品は今は少なくなったよねえ。なんて言ったらいいのか。
いとうせいこう、何者? 誰だっけ、あのキリストをチクった奴の名前。クスリと酒と暴力にまみれた、そんな退廃的なイスラム風街区を作って済む不動産屋さんのお話。浮浪者狩りにユダ狩り。棍棒の応酬、怒りの鉄球攻撃。施しをしろよ! 祈りや断食は無理かもだけどよ。
そこに現れた異世界転生預言者みたいな浮浪者上がりの中年男がカタコトの日本語で巻き起こす騒動とは? なんかの神話が下敷きになってるのかな。私には分からなかったが。