Skip to main content

山椒の実

Category: Books

そのツイート炎上します! (唐澤貴洋)

2019年あたりの炎上事情の話。まあ、あの頃はそうだったなあ、みたいな。あれから7年? どうだろう。むしろ今はずいぶん年月が経っちゃったんだなあ、と思わせる。

いろいろ動きがあったけど、最後はAIが全部吹き飛ばしちゃった感がある。炎上も規模が縮小したのでは。弁護士業界の市場規模があまり大きくなる前に消滅しそうな。話題が多くなりすぎて分散しちゃう感じなのかな。

自分があんまりネットの話題を追わなくなったから、そう思うのかもしれないが。

王の綽名 (佐藤賢一)

ヨーロッパの王の異名をネタに語る。なんつーか、王政とは何か、何のためにか、と考えてしまう。便利だから王にしとく、みたいな感じなのかな。例えば中国の王や皇帝あたりとはちょっと違うよね。位置づけが。ごちゃごちゃしてて兼務も多くて、血縁だけで国が合併したりしちゃうもんな。なんというか、互助会みたいな感じ。絶対王政の光と影?

異名というのも諡とかとは違って、正式名称的なものではなく、なんとなくみんなにそう呼ばれる、みたいな感じなんだな。そんなところにも世界観の違いがある。

花束は毒 (織守きょうや)

いやちょっと待て、ヤバイヤバイヤバイ。まずいだろそれは。守りたかったその笑顔。ホントにさ。守れるものならね。とんでもねーな。なんという執念。そんなとこでバイトすんなよマジでさあ。

最後の選択はなかなかだった。俺なら…言えない。この主人公のキャラなら、言ってもおかしくない。ドキドキした。

断裂回廊 (逢坂剛)

公安青春物語。あーあ、スペインじゃなくて北朝鮮かー。まあ、そりゃそうなんだけど。

とりあえず、ラストは酷かった。明かせなかった種明かしを無理やりやってページ数を省略したのに、まとまってない…みたいな感じ。序盤・中盤もちょっとなあ。後半の展開で持ち直した気もするけど、ラストが酷かったから、全体的な読書体験は良くなかったな。

FCバロセロナ流 世界最強マネジメント (フェラン・ソリアーノ)

運ゲーなどない。特にサッカーなんてものに運否天賦などないわけよ。

ロナウジーニョの頃のバルサの会長が当時のことを振り返りながらマネジメントについて語る。ゴールや勝利は偶然にはやってこない。スペクタクルなサッカーで世界を魅了するバルサの経営とは。

当時の話がいろいろあって、楽しく読める。なるほどそうだったか、みたいな。

選手の側もこのくらいちゃんと考えて移籍先を選べれば、ミスマッチも起きにくいと思うなあ。まあタイミング、タイムスパンの違いとか要素はあって、活躍できない事象が起きる。リケルメの話とかはまた別の要因で起きた話だが。しかしバルサも選手獲得で失敗してないとは言えないんじゃないの。

アブーバースの妖石術師 (黒崎江治)

ファンタジー。久しぶりだなーこのジャンル。悪くない。怨念の宿った石を使って魔法を操る魔術師、その庇護を受けて長旅に連れ回される逃亡奴隷泥棒。

しかしこの種の物語にありがちだけど、遠くまで旅してるのに、やたらに知り合いに会うんだよな。そんな感じ。

これさあ、原理としてはどうなんだ。石が使い捨てなら再現性的な問題が…訓練は難しくなるぞ。特に強大な石の場合は、効果が分からないまま使うことになりそうだ。コントロールが効かなくなったらどうするんだろう。心配になる。

薬も過ぎれば毒となる 薬剤師・毒島花織の名推理 (塔山郁)

薬剤師探偵…なかなかいいところ突いてきますなあ。神楽坂を舞台に、薬マニアの薬剤師に恋するホテルマン。神楽坂ってそんなとこあったかな。

殺人事件が起きるわけでもないが、小さな事件を解決しながらトントン拍子に話が進む。ちょっとテンポが早すぎるかなあ。それでいて二人の関係は焦らしまくるわけだが。

続編もあるらしい。読むかどうかは未定。

倒産続きの彼女 (新川帆立)

前作の続き。

まさかの主人公交代。凄いな。あそこまで無茶なキャラの作品をシリーズにして、さらに地味主人公とは。その事実が凄い。前作主人公や主要人物はちゃんと出てくる。物語は前作よりもだいぶ良かった。そういう部分があった。ただ終盤は無理が祟った? 予想を上回る展開になった。ちょっとダメだろうと思ったけど…まあ、いいか。