川崎3-1浦和 (ホーム最終戦)

異例だらけのリーグ戦も、ついにここまで来た。この寒い夜に戦士が舞い降り、試合が始まる。

中村憲剛が先発フル出場。試合展開としてはPKでリードを奪われるものの、90分間主導権を手放さず、割と楽に進められた。守田のゴールまではどうなるか分からなかった面もあったが。その守田はやはり上手いですね。今日はメインスタンドの上層の席だったんですが、上から見たからなのか、際立って見えた。

小林悠が憲剛のアシストから無理矢理ゴールをねじ込んだが、あれ外してたら一生後悔してたかもね。そういう意味でも、決めといて良かったな。

しかしこれで憲剛のプレーも見納めか…寂しくなるよ。ほんとにね。

川崎5-0ガンバ (万感の優勝!!!)

いろんな異例が積み重なった今シーズン、史上最速・最多勝ち点で気持ち良く優勝を決めた、その試合。

なんやかやで忙しく、選手入場と同時にオレもゲートをくぐる感じ。慌ただしい。チケット予約も遅れたため、メインスタンドのアウェイ寄りの席。のっけからガンバの太鼓の音量がでかい。数えたら奴ら、6基も持ち込んでました…そりゃアウェイ寄りとか以前に、うるさいよ。太鼓の数え方って1基2基でいいんだっけ?

ガンバとタイトルと言えば思い出すのは2005年の最終戦。両者が勇敢に戦って2-4で粉砕され、目の前でタイトルを獲得された。その時、川崎はJ1でタイトルを取るということの意味を見せつけられたわけだ。今考えても、あれはいいレッスンだった。それまでオレはJ1のタイトルなんて意識の外だったからね。その後、カップ戦の決勝などもあり、歴史を重ねてきた両チーム。今日はもし4点取って勝ったら「4点取られて目の前でタイトル取られるって、ねえどんな気持ち?」と煽ろうと思っていたが、結果が5-0なのでなんも言えねえ…フルボッコ状態。

今季は2位をフルボッコしてしまうくらい強かったってことで。おそらくシーズン当初は計算に入れていなかったであろう新人が大化けした影響もあって、Jリーグ取るだけなら過剰戦力と言える状態を保てた。監督のやりくりも上手いのか、あるいはベテラン選手の影響か、選手もそれぞれ意識を高く持ち続けてやり遂げてくれた。

今日も中2日と中3日の違いもあったでしょうが、ジェジエウや家長をフレッシュな状態で使えたということも大きかったはず。大分からの撤収が早かったことが今日の勝因の一つと考えましたが、コンディションの差は時間が経つにつれて効いてくるからね。

世界中がメチャクチャに壊され、常識が置き換わってしまった2020年。メチャクチャは残念ながら今後も続くんだろうけど、それでもこのタイトル獲得で、オレはいい思いをしたよ。それは言える。言い切れる。ありがとう。意識せずとも感謝の言葉が自然に出てくる…そんな、ある種スピリチュアルな経験をしてしまった。

(こんな記事の締めかたってアリなのかな?)

川崎3-1マリノス (三笘の世界)

優勝目前の川崎。週末のホームゲームはもうないんですね。もったいない。

というわけで、自宅から水曜夜の等々力へ。今年はあと何回観戦できるだろうか。昨シーズンの王者マリノスとの対戦。私はチケットの関係上、アウェイ寄りのメインスタンドでの観戦になった。ウォーミングアップからしてパススピードが速い。子供にも見せたかったな。夜の試合には連れていけないという、教育上の理由が。

ここに来ての長谷川のスタメン復帰、サブに小林悠の名前を見て思わず顔がほころぶ。大島もね。タイトルの似合う選手が、ここ等々力に戻ってきた。負ける気がしないぜ。

ただ試合の方は、前半からマリノスが押し込む展開。川崎はどうにかシュートまで打たせないように、シュートの1つ前のプレーで身体を張って守る感じ。相手も気合い十分だし、これはきつい試合になるなーと思って後半を案じていたところ、相手DFが微妙なところに落とした浮き球のパスの処理を誤り(見送ってGKに任せたのかな?)、GKと齋藤学が競り合う。激突かと思われたところ、齋藤学が先にボールに触る。ついでにエリア外で手を挙げたGKのその手に当てるループシュート。当然レッドカードが提示された。これで試合展開がガラッと変わりましたね。しかしマリノス強かったなー。

そして後半から出てきた三笘。手が付けられない不思議なそのドリブル。やりたい放題? ダメージを与え続け、先制ゴール・PK獲得・ダメ押しアシスト。小林悠としても、復帰即PK失敗&ゴールを決める活躍。まあ荒れ気味の展開もあり、後味は良くない試合ではありましたが(つーかこれまでマリノス戦で後味が良かったことある?)、優勝決定の瞬間にグッと近づく勝利を手繰り寄せた。

まあでも、同点にされたところ(CKでソンリョンが相手にブロックされてボールに触れず)とか、最後のダメ押しゴールにしろ、直前の仲川の突破はスピードでぶっちぎられてましたから、一人少ない相手を圧倒した勝利とは言えず、紙一重の分かれ道を勝利方向に転がったって感じ。仲川のクロスをギリギリで触ってコースを変え、その先に三笘がいた。最後の分かれ道。相手にとって、ここで最もボールを渡してはいけない選手。これまでだったらここで憲剛にボールが転がっていたんだよな。それこそが等々力劇場だったんだ。三笘は憲剛のような必殺スルーパス一閃のような技は持っていない。ただ相手を翻弄しながら驚異的なドリブルでゴールに近づき、DFを充分に引きつけた挙句、ドフリーになった小林悠にパスを出すことができる。

思わず声も出ますよ。いや出しちゃいけないって話なんだけどさ。

川崎0-2札幌 (平常心)

中村憲剛の今シーズン限りでの引退が発表されて。その2日後の試合となった。平常心でいられる気がしない。なんだろう、この感情は。

数多くののぼり、横断幕…彼が引退するんだという事実を実感として感じざるを得ない。デビュー当時からここまで、18シーズン。その写真。自分の歴史と、フロンターレの歴史と、憲剛の歴史。自然とゆがむ口元をマスクで隠し、目を見開き歯を食いしばってスタジアムへの階段を登る。その先にあるのは天国の終わりか、あるいは?

試合の内容はあまり覚えていない。うまく行ったシーンがほとんどなくて、全体的に相手のプラン通りにやられた感じ。こういう特別な状況でうまく試合を運べないってゆーのは何年経っても、いくら人が入れ替わっても変わらんよね。関塚さんが体調不良になった次の柏戦の前半とかさ。まああの時はなんやかやで後半生き返ったけど、今日はダメなままだったねえ。

小林悠がいれば何とかしてくれたかもしれないが…と思わせてしまうという点を考えると、今日の宮代はエースの座を勝ち取るチャンスだったわけだよな。

川崎2-1東京 (40代)

中村憲剛の40歳の誕生日だったこの日は快晴、そしてスーパー満月。でかい。メインスタンドから綺麗に見えました。ブルームーンと言うらしいですね。ハロウィンでもあったらしく、仮装しているパーティ帰りのリア充の子供と何度かすれ違いました。

メインスタンドの空をのんびりと飛ぶ鳥の群れを眺めている間にPK判定があって1-0、後半子供が食ったスタグルのゴミを捨てに行っている間に見逃した失点1-1、そして。

今年って割といろんなことがあったけど、全部中村憲剛に持ってかれるんじゃないかって感じもしますね。長期離脱からの復帰即ゴール! そして40歳のバースデー決勝ゴールで12連勝! なんて、なかなかないですよ。三笘がいい仕事をしました。

まあ得点シーン以外にもお互いにチャンスはあって、GKが活躍する試合ではあった。

今日もメインスタンドのホーム側で座って見てまして、ビール解禁の試合だったので当然ビールを久々に嗜みましたけれども、今日のハイライトは中村憲剛に代わって入った脇坂。後半の飲水タイム(憲剛のゴールの少し前)の時点で準備はしていたんで、そこで代わっていればバースデーゴールはなかったわけですけど、その脇坂が最初のCKで観客を煽ったんですよ。でも中でダミアンが倒れたままだったので若干ハラハラしながら応じた観客たち、という。

中2日で文化の日にまたホームゲームがある。おそらく今日温存された選手も出てくるんだろうと思うけど、楽しみだねえ。

川崎3-0名古屋 (11)

珍しくセットプレーから3点。ジェジエウやっと決めたと思ったらすぐ2点目も来て、こいつ固め打ちタイプか?

それで新記録・11連勝達成。実にめでたい。

前節で不気味な怪我を負った小林悠#11の状態が気になりつつも、なんだかんだんで11点目を決めた三笘薫という男。しかし11点目にして私は生で三笘のゴールを見るのは初めて。今季の過ごし方を物語る事実だよね。

そうそう、生三笘ゴールを見たときに書こうと思ってたことがあって。私は今年だか去年の正月に等々力緑地で子供とボール遊びをしてるときに、ベラボーにドリブルが上手い選手が一人で練習してる姿を見たんですよ。いわゆるドリ初め? で、それが実は三笘だったんじゃないかと思ってるんです。今季序盤、DAZNで彼を見たときにそう思った。あいつがこいつ? そうなの?? まさかね。でも似てた。しかも衝撃的な移動スピードとボールコントロール。上手かったなー。もし彼が三笘じゃなかったら、彼にもいずれ川崎に入ってもらいたいと思う。

今日はメインスタンドの南側で見てたんですが、最初の中村憲剛のCKのキックが良くて、そのときなかなか期待できると思ったんです。だから先制ゴールのシーンは田中碧がCKを蹴りに来たのを見て、憲剛が蹴り続けた方がいいのに! と思った。…その数瞬後にゴールが決まった。まあ、素人の見方はアテにならないと言う話。

今日は久々に来場者が1万人を越えた。そろそろ会場でビールを売りはじめねーかなー。ビールの最適な季節は過ぎてしまったが、私は昼間からビールを飲みながらサッカーを見たい。なぜならそれがオレの人生の楽しみの多くだからだ。歌ったり叫んだりするのは我慢するよ。そのためにメインスタンドで座ってる。マスク着用の不快も受け入れる。でもビールくらいは飲みたい。そう思うんだ。このあと何か一つ制限を解除するなら、ね。

川崎1-0仙台 (またも雨)

台風14号の影響でまたもや雨。午前中は開催が危ぶまれるかとも思われたが、それほどひどい雨にはならず、台風も太平洋上で遠ざかっていき、無事に開催されることに。

今日は野球場の完成記念試合が行われる予定で、私の一家はそちらにも行く予定だったんだが、野球は前日に中止が決まった。あとバスケもサッカーと同時刻にやってたので川崎のスポーツ観戦ファンは迷ったことだろう。あらかじめ雨と知っていれば、バスケという手もあったね。

私はこれでコロナ後の観戦体験は3度目だが、いずれも雨。3回ともメインスタンドの屋根ギリギリの席だったから、ずぶ濡れってほどじゃないが、ポンチョが活躍した。中2日の疲労を考慮してか、中村憲剛、ジオゴマテウス、山村が久々に登場。

試合の方は、前半はジオゴマテウスと旗手が右サイドをひたすら攻め続ける川崎とそれを根気よくしのぎ続ける仙台という構図。1回あった相手CKはサイズ的にミスマッチが目立っていて、ちょっと危ないなと思った。高さ勝負にされると困りそうな…。三笘の持ち上がりからのスルーパスを小林悠が決めて1点リードを手にして後半へ。後半は相手に流れを渡してしまいまして、最終的には非常に危なっかしい勝利になりました。

勝ち点的には2位3位が敗れているので、広がった。チームが目指すところを考えると、満足できる試合ではなかったということに、なるんだろうな。贅沢な話ではあるよね。

川崎0-2東京 (カップ戦:負ける時はこうだよね)

少し久々な感じはあるが、アウェイが続いたせいか。仕事をサクッと切り上げて自宅から平日夜の等々力へ。近いから普通に行けて、楽だよ。出勤してた頃は16時くらいに早退してたもんね。フレックスだから半休が消費されるわけでもなかったけどさ。今は残業つくくらい仕事しても、普通に行けるからさ。家族の視線さえ気にしなければ問題ないと。人数制限が7000人に緩和された試合。またも雨でした。メインスタンドの、ギリギリ濡れない席。来週からは12000人にまで増える。

典型的な負け試合…実力差はあったのかもしれないが、最後まで勝ち筋が見つかる気がしなかったな。一発勝負であれば、こういうことができるのがサッカーという競技だ。強豪の地位を10年以上保ちつつ、カップ戦決勝で負け続けてきた歴史が終わったと思ってたが、そんなことはなかった。人生は続く。

この観戦スタイルになって私も2試合目。ビールもなし、黙って見て拍手のみ…というのに慣れる日は来るのかというと、、、無理だな。試合ができないとか見に行けないとかよりはだいぶマシだけど、この苦行も早く過去になって欲しいものだ。

川崎3-2横浜 (キング!)

チケットが手に入り、半年ぶりの生観戦。市政記念試合。

まあシーチケ組なら10時に待機してれば普通に取れるみたいですが、私は5000人制限の間はリロードバトルしないつもりだったんですよ。だから10月から参加しようと思っており…というわけで今日は一人で割り当てられた座席に着席した。

細かい雨が強弱をつける。屋根の下だが、濡れて凍えそうになった。マスクが不快。こんな中でコロッケはよくやった(ハーフタイムに雨が強まった)。市長は台風対応でサボり。台風なんて来てるの? コロッケだけに?? まあ災害が起きた時にサッカー見に行ってましたなんてなったら実害なしでも叩かれる職業だから、しょうがないよね。で、一番頑張ったのはチアのお姉さんたちか。彼女らにとっては、ずいぶん過酷な職場だったと思う。

そうだよなーそうなんだよなー。

寒いとか暑いとか風が強いとか雨でずぶ濡れとか汗でびしょ濡れとか、ビールが美味しい季節とか、試合前ののんびりとした空気とか、ハーフタイムとか…そういうネイチャー的な要素を持つのがサッカー観戦なんだよ。DAZN勢になって半年。忘れてたぜ。ビール売ってないのは想像以上に辛かった。

今日の試合は相手スタメンにキングカズ、中村俊輔、松井大輔が揃う。こちらも中村憲剛の今季初スタメンに好調・斎藤学も並べて対抗。これはなかなか、オールドファンにはたまらんだろうね。川崎はこのところずっと、後半の交代によるギアチェンジで勝ちを手中に収めるというストーリーを描いている。この日の横浜FCも、おそらく前半はベテランの力で相手をいなしてゲームを作り、後半に馬力のある選手をぶち込んで川崎の圧力に対抗する…という設計だと思った。策士よな。

前回対戦時も最後は点差がついたが技術は高いしかなり苦しめられた相手で、今回も同様、苦しめられた。注目のチームなんじゃないですかね。上位に来てもなんら不思議ではない。

観客としては、どうしてもキングカズの動きに目を奪われてしまう。登場回数は少なく、狭いスペースでダイレクトバックパスの選択を余儀なくされるケースがほとんどだったが、普通にチームに入って、違和感のない動きではあった。またぎフェイント見たかった。前回キングカズのプレーを等々力で見たのはいつだったか…ずいぶん昔の記憶? その頃はオレも、Gゾーンにいた気がする。当時も見るのが最後になるかもしれないと思ったんだけどさ、また数年後の対戦でヒョイと出てきそうな感じもあるんだよねw

今日の衝撃としては、自分の視力の低下(いまだ裸眼だけど、乱視みたい? になることがある)と雨の影響もあいまって、後半出てきた家長を一度も判別できなかった! そんなのって、ある? あー最後のイエローのシーンだけは分かった。

fail2what?

一つ前のエントリやら何やらで、sshdのポート番号を変えてたらbrute forceのlogin attemptが劇的に減るとかなんとか書いた。

すると、最近になって変えたポートで待ち受けるsshdへのlogin attemptが激増した。割とタイムリーだったのか。アクセス元のIPアドレスは3000種類くらいで、かなり規則性のあるバラツキがあるが、多いやつは600回くらい試行している。一応まだログインされた形跡はないと思うけど、気持ち良いものではないよなー。

うーん、このサーバって一応fail2banも入れてたはずなんだけどなー、と思って設定を見直してみたら、actionを書いてなかった! つまりDBに書くだけで実際にはbanしていなかったというオチを経験する一幕があった。デフォルトでfirewallcmd-ipsetにしとかないとダメですよね。

xmlrpc.phpの問題も、fail2banに任せればいいのかな。ちょっと設定してみたけど、効くかどうかは不明。