2000年問題で大変だった当時のソフトウェア業界を舞台にした推理小説。
2000年になった日、私はまだ学生だった(2000年の4月に社会人になった)ので大した仕事はしてませんでしたが、バイト先で2000年問題対応のBIOS入れ替えとかの作業をして回った記憶があります。当時の社会人に聞くと「ありゃ大変だったよね」という話を聞きますが。
この小説もまあ当時の技術の話も出てきて、それなりにリアリティがあったんじゃないでしょうか。インドラツールがどうとか、あのへんは怪しさ全開でしたけどね。あれ系の人手でやってる知的作業を自動でやっちゃいます的なものは定期的に出ては消えていきますよね。まあ当時から比べて、ある程度は良くなってますけど、今でもコードは人が書いたり修正してます。論理の部分は現在でもマシンではうまく回らない。いつまで続くのやら…