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山椒の実

ノーサイド・ゲーム (池井戸潤)

社会人のラグビーチームを舞台にした物語。それっぽい舞台設定と登場人物。なかなか面白かった。

現実ではスポーツの集客に関してはもっと苦労するんだろうな。ラグビーの試合は私もだいぶ昔に何試合か見に行ったことがあるけど、私のような「にわか」が行くような人気カード・ビッグゲームということもあるし、そこそこ集まってたよ。ただ屋外で寒い時期にやるので、普段の集客は厳しいんだろうなと思った。

よほど大きな出来事がない限り、サッカーでもバスケでも1シーズンでいきなり観客が倍増というケースはほとんどないと思う。ただ小説ではちょっと頑張ってすぐに結果が出た方が痛快だから、こういう描写もしょうがないかな。

(追記)

BリーグとJリーグのファンクラブに入っていた経験を比べてみます。外部からは一緒くたの扱いにされがちだが、当然、違いはある。

Bリーグはリーグ主導でデータ処理をしている度合いが強い。ファンクラブを退会した後もメールを送ってくるし、メールの内容も興味のある人にとってはかなり魅力的なものだ。そのあたり、後発だけあってしっかりしている印象。前身のbjリーグも確かファンクラブには入っていたと思うが、どうだったか思い出せない(応援していたクラブはあっさり消滅した)。Bリーグほどはしっかりしていなかった印象がある。カネもなさそうで、当時対立していたNBLへの対抗意識だけでやってたんだろうと思った。ファン(ブースター)も、そこに共感した部分が大いにあった。NBLには地元を本拠地とするチームがあって試合を見に行くこともあったが、私はNBLのファンクラブには入っていなかった。

Jリーグは各クラブがバラバラに運営していたファンクラブやチケットショップ・グッズショップは徐々にリーグ側による統合が進んでいる。リーグはメールは送って来ないがクラブは送ってくる。データ処理はあまり上手くないと思う。ツッコミどころが多いんだ。クラブによるメールの種類は何種類かあって、フォーマットはプレーンテキストだったりリッチテキストだったり、バラバラ…つまりそれぞれの内容は薄く、本数が多くなる。肝心の内容もあまり魅力的とは思えないものが多い。メールの宛名として本文に個人名を入れるのはいいんだけど(そこまでしなくても…という考えもある)、一部はスクールに申し込んだ子供の名前になっていたりする。アドレスは同じなのに。しっかりしてほしいなー

ラグビーのリーグは今は「リーグワン」という呼称になっているようだが、どうだろうか。一応Bリーグよりも後発だから、Bリーグ並みかそれ以上にリーグによる統合はされているんだろうと想像する。