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山椒の実

アブーバースの妖石術師 (黒崎江治)

ファンタジー。久しぶりだなーこのジャンル。悪くない。怨念の宿った石を使って魔法を操る魔術師、その庇護を受けて長旅に連れ回される逃亡奴隷泥棒。

しかしこの種の物語にありがちだけど、遠くまで旅してるのに、やたらに知り合いに会うんだよな。そんな感じ。

これさあ、原理としてはどうなんだ。石が使い捨てなら再現性的な問題が…訓練は難しくなるぞ。特に強大な石の場合は、効果が分からないまま使うことになりそうだ。コントロールが効かなくなったらどうするんだろう。心配になる。

あと師匠と弟子の術の系統が全然違うので、どうやって教えたんだという話も気になるな。正直教えられる範囲を超えてると思うんだよね。師匠、弟子1、弟子2、弟子3。それぞれ全然系統が違うよね。弟子1と孫弟子1は同系統だけど、もう弟子1は死んでるから教えられないでしょ。全体として1個の大きな統一理論があるという雰囲気だけど、ちょっと系統が違いすぎるから、難しい気がする。そこはあんまり整理されていないのではないか。

全体的には、楽しく読めた。うん。続編ないのかな。