聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (井上真偽)
続編。周辺人物は前作から引き続きだけど、なかなか主人公が出てこないから、まさかこのタイトルでスピンオフ? と不安を感じながらの進行。前作で肥満を気にしていた重要人物がスーパーモデル的扱いを受けている主観視点? これは叙述トリックなのかという疑惑を持ちつつ、このシリーズ特有のサラッとした暴力が生まれるか生まれないかのせめぎ合いがある。真相はどこに。
なかなか面白かったな。しかし犯人グループらしき相手を一網打尽に捕まえて海洋裁判に打って出るなんて、中国マフィアもすごい機動力だ。機動力と言えば、ハイスピードのモビリティを見せた登場人物も多かったな。全体的にスピード感がある作品だった。