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山椒の実

だるまさんが転んだら (堀内公太郎)

小説の盗作に関する話。若干バイオレンス寄り? まあ作家志望や編集者は書きやすいんだろうなあ。

構造としては、専業の人たちがやっている世界を副業の人が荒らしに来る、みたいな話。むかしDJかなんかの人が書いていた文章を思い出す。俳優だかアイドルだかがゲストでDJやってくのを苦々しく思っていたのに、今は自分が副業で文章を書いて文筆業の人の世界を荒らしてしまっているのだ、みたいな。こっち来んなよと。

この展開で殺人が起きると思わなかったな。ちょっと安心していたら、最後はちゃんとミステリになった。

それにしても、女編集者の最後の一言はひどかった。あの言いぐさはない。マジで、ないよ。は? ふざけんなよ、って感じ。よく怒らないな言われた方も。あそこで最後の殺しが起きても不思議じゃない。本作で一番ハラハラした。だいたいねえ、そもそも書けないって分かってる相手に原稿催促すんなよ。何食わぬ顔でさ。なんかやたらにムカついてきたw

作中作の「はじめの一歩」のほうは読んでみたいと思った。現実の良作を小学生っぽい文章に変換すれば雰囲気は出るだろうか。