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山椒の実

沈黙の殺人者(サイレント・キラー)・C型肝炎 250万人の日本人に巣喰う「発がんウイルス」の恐怖 (伊藤精介)

日本に静かに蔓延するC型肝炎。その感染経路は?

第5福竜丸で放射性物質を浴びた船員はその治療過程で大量に輸血を受けたが、当時の輸血用血液に問題があり、生き残ったほぼ全員がC型肝炎のウィルスを保有することになった。輸血、予防接種の注射針や管の使い回し。技術的な欠陥があった鉄砲注射。ありふれたインフルの注射で感染した人も多いようだ。どの程度広まっているのか、その実態は分かっていない。

私も子供の頃に鉄砲注射を受けたことがあります。流れ作業でザクザク注射が進んでいたが、あれは痛かったな。確かに今思えば不気味でもあった。そして、いつの間にか、なくなっていた。実際には前の人の血液とかが混入しやすかったらしく、C型肝炎の蔓延の一因になったようだ。そして記録にも残っていないとか。まるでなかったかのように誤魔化していて、被害も有耶無耶に。うん、ありえんな。

皆さんこれが今になってワクチン忌避を非難する「科学派」のやってきたことですよ? と言いたくなる。「これはこうだから安全。儲かるし!」「(10年後)やっぱり危険だという報告が…」「認めない」「(さらに10年後)外圧を受けて渋々改める」「なかったことにして責任回避」この繰り返し。これまでの実績は信頼を失わせるに充分な…実際私も当時何度も予防接種を受けてますし、前述の通り鉄砲注射の記憶もありますから、C型肝炎に感染している可能性はあると思います。ある日突然肝臓の癌になってそれに気づくんです。いやだなー。健診とかで全体的に検査してくれてんのかな。申し出ないとダメか? 調べると自治体(?)が費用を負担してくれて、無料で検査できるらしい。

同じ医者が、自分のクリニックでは使い回さない針や筒を、集団接種になると平気で使い回す心理とか、本としては、なかなか面白い分析だった。しかしまあ、シャレになんねー話よ?

今回国民全員に打つことを目指している(?)コロナのワクチンはさすがに針や筒の使い回しみたいな非常識なことは起きないだろう。だって現代だし。まあこの本の出来事も現代ではあるか…しかもおそらく集団接種になるので実は危険性は大きいのかもしれない。