3人でババ抜きをしたときの勝利確率は?

最近、3人でババ抜きをするケースがあります。誰が勝つ確率が高いのか。Pythonでサイコロを振ってみました。1000ゲーム。もっと多いほうがいいのかもしれない。

20140123001009

初期状態でババを持っている人(ババ持ち)が1抜け(win1)する確率は28%ですが、なぜかババを持っている人から引く()人物が1抜けする確率24%よりも高いです。しかし、初期状態でババを持っている人にカードを渡す(初期状態でババから最も遠い人物=最後)が1抜けする確率は実に47%に達します。この人物は負ける確率も24%と最も低いです。しかし2抜けに着目すると、が最も高い43%となりました。

次、何ターンまでゲームが進むか。以下の通り。横軸がターン数で、ターンの左縦軸が頻度、CDFもプロットしてみました。

20140123001924

1ターンが10秒で進むとすると、だいたい20ターン(3分半)程度で終わるケースが多いということになります。50%のゲームは20ターンで終わります。1ターン3秒なら1分で終わります。

そう言えば子どもたちが気にしているのは、最初の手札で残った枚数でした。だいたい6枚くらいになることが多いです。これは最小が1で最大が13、平均6.7枚、中央値は7枚、標準偏差は1.9枚という結果になりました。分布は以下の通り。

20140123002952

3人に1000回ずつ配っても、0枚になるケースはありませんでした。2人には18枚、1人には17枚配るので、18枚配られたほうが天和になるケースがあっても良さそうなものですが、その確率は充分に低いんでしょう。

使ったコードはこんな感じです。

カスミガセキ・ジグラッドは実際何階あるのか?

今日のメリークリスマス・ネオサイタマの再放送を見て気になった、カスミガセキ・ジグラッドの階数。

  • 最上階はこの時点で700階
  • 不吉を忌み嫌う日本人の慣習より、4や9の数字が含まれる階や部屋は存在しない

計算してみる。

# python
>>> def isinvalid(n): return "4" in str(n) or "9" in str(n)

>>> isinvalid(4)
True
>>> isinvalid(1)
False
>>> 700-len(filter(lambda f: f, map(isinvalid, range(700))))
384

実際のところはだいたい380階くらいなんですね。388階の次が500階とか、使いにくいビルなのは間違いない。

現実の日本の最高だとあべのハルカスの300m(60階)ですが、階数で言えば横浜ランドマークタワーの296m(70階)が最高。その5~6倍の高さと推測できるため、最上階の標高はだいたい1600m程度か。マルノウチ・スゴイタカイ・ビルのモデルとなった丸ビルは179.2m(37階)、新丸ビルは197.6m(38階)なので、それらの10倍の高さ。ネオサイタマは地震とか大丈夫なんでしょうか?

来年完成(再建)予定のニューヨークのワールドトレードセンターの1番は541m(本体は415mで108階)、世界一のブルジュ・ハリファは828m(本体636m、160階)ですから、まあスケール的には参考になるかな。

別の見方としては、東京都の最高峰の雲取山の標高が約2000m。だから、カスミガセキの本体部分は雲取山よりは低い。大阪府の最高峰の金剛山は約1100mで、金剛山より高い。東京都で最も有名な山である高尾山は約600mなので、ブルジュ・ハリファは本体部分だけで高尾山より高いんですね。

1600mくらいだと多くの人は高山病になることもなさそうなので、そのへんは大丈夫か。気圧はだいたい0.84気圧程度。たぶん上層階では窓を開けることはないでしょうが、この高度の外気温は地上よりも10℃程度低いはず。この推定は、平均的には6.49K/1000mが気温減率で、6.49/1000*1600≒10となるため。まあネオサイタマはあまり夏も暑い印象もなく常に重金属酸性雨が降っているくらいで環境はかなり違うため、このへんはどうでもいい話だなぁ。

2013シーズン

まだ天皇杯はありますが、今季等々力開催の試合は終わったので、今シーズン全体の振り返りと、退団する選手に関して。

今季は仮設メインスタンドがひとつの目玉でした。ピッチに近くて評判は上々と聞きましたが実際のところはどうなんでしょうか。旧スタンドがシーズン途中に消えていく様子を観測することができましたが、それにも感慨深いものがありますね。来2014シーズンいっぱいまでは仮設スタンドで、2015シーズンから新メインスタンドが運用になる予定。バックスタンド側もトイレは来シーズンには何らかの改善の予定があるらしい。ゴール裏のトイレは男子小便器の数が豊富なのであまり並ぶことはない。しかも奥の数個は列から見えないから、いつもガラガラなんだよね。

ホーム最終戦の日、私はずっとオーロラビジョンが見えない位置にいたんで煽りVTRもセレモニーの映像も見れなかったんです。オーロラビジョンのアウェイ側への早期移設も計画されていると聞いてますが、ホントに早くしてほしいなぁと思います。来季に間に合うといいのだが。

伊藤宏樹について。等々力のコンコースの異常な混雑も、座席確保の困難さもこの人が成し遂げたことの一つだと思えば不思議と腹が立たないもので。J2優勝、J1昇格、等々力を満員に。右肩上がりの歴史を作ってきた、その功績は大きい。

矢島卓郎について。プレーに関しては、歴代FWでもナンバーワンと言えるほど好きでした。ダイナミックなポストプレー、豪快な突破、ヘディングの下手さ。敢えて順位をつけるとすれば、矢島>我那覇>黒津=コバユウ=テセ…くらいな感じ。まあ名前を出していない選手はタイプが違いすぎて、ポジションが違うみたいな感じで比較はできない(ジュニーニョとか)。まあそんな細かいことを言ってもしょうがないか。子供はゲットゴールが分からず、「やーじまー、たくーろおー、せっとぼーる、たくろおー」と、get/setの対義語の関係、goal/ballの相関関係が分かっているような歌詞で口ずさんでおりました。

アラン・ピニェイロについて。スーパーパトリックを甲府に渡した後釜として入団したアラン。チャントの出来は非常に良く、最初は私は多摩川の歌だと思って、「たまー、がわー、あのかわーこえーてゆこうー」かと勝手に思って歌ったのですがその歌詞で大声を出すのは単なるはた迷惑で、本当の歌詞は「あらーん、あらーん、ばもあらんぴにぇーいーろおー」だった。天皇杯では彼がいなければ負けていたと思えるほど活躍したし、リーグ戦にも何試合か出ていた。ただパトリックと比べるとずいぶん小粒、という印象も。矢島がフルに使えなかったから、なおさらこのポジションの選手の不在に悩むことになり、その結果、大久保が本格的に覚醒することになる。

ロブソンについて。天皇杯の1試合しか見ていないが、あの試合では「準備できていないな」という感想しか浮かばなかった。若さゆえか? 身体能力はかなり高そうだったので、使えば伸びるという判断での獲得だと思うが、出場機会に恵まれなければ成長もない。移籍が正解なのは自明。

風間宏矢について。どうしても「風間兄弟」とひとくくりにされてしまうことが多いのだが、別の選手だし別の人格を持っていると思うので、宏希とは別項にする必要がある。ただプレーも名前も似てて、私も区別がつかないんだよね…。共通項としては、「普通にサッカーが上手い。川崎の中でも平均以上の上手さをキープしている」「しかしプロとして特別なものを持っているようには見えない」というもの。宏矢は前の方で使われていた選手。身体も大きく技術も高く、狭いスペースでも安定してプレーできていた。アシストもけっこうしていた印象だが得点は0、今季はほとんど出場なし。これで足が速くて得点力があれば矢島並みにイケている選手だ。確かに実力はあるのだが、それを活かせる移籍先は限られているんじゃないかとも思う。良い移籍先を見つけて欲しい。本来のポジションはMFなんですね。確かにFWよりもMFのほうが活躍できそうに思いました。

風間宏希について。中盤で使われていたほうの選手。今季リーグ戦は開幕戦のみの出場(途中交代…私は映像も見ていないが出来が悪かったのだろうか?)。昨年はかなり重宝されていたのだが、山本真希、中村憲剛、稲本潤一、大島僚太、森谷賢太郎あたりとの競争に敗れた形。正直、マイボール時に安定したプレーをすることに限っては宏希の実力は(憲剛や稲本も含めた)競争相手に決して引けを取るものではない。ただし、それ以外のプレーの印象が薄い。例えば森谷賢太郎と言われればあのシーンであのプレーをした…大島僚太と言えばあのシーンで…とプレーが思い浮かんで人に説明できる気がするが、宏希に関しては周囲に溶け込んだプレーというか、あまり他の人には印象に残っていないであろう何気ないプレーばかりが思い浮かぶ。そこが彼の強みでもあるのだろう。移籍先で川崎と対戦することがあったら、きっと懐かしいと思うだろうな。飛躍と成長が望める移籍先を願う。

棗佑喜について。昨年はレンタル先の栃木でかなり試合に出ていたようだが、呼び戻された。いわゆる「都倉タイプ」のFWで、このタイプは多くのクラブで重宝されると思うが、今の川崎のサッカーでは使いどころが難しい。しかも今季は大型センターフォワードの座を巡り、矢島・パトリックとの競争という困難な状況に置かれた。結局ライバルも使われなくなったが、代わりに中央の座は得点王・大久保嘉人のものに。こうなると割って入るのは全くもって難しい。今季のリーグ戦出場は1試合(アウェイ新潟戦のラスト)1分間のみ。例えば終盤パワープレイするチームだったらもっと出場機会があったと思うし、そうでなくてもとりあえず前に置いときゃ何かと役に立つタイプで、川崎の事情もあり、移籍したほうが幸せなケースだろうと思う。

観客動員について。メインスタンドの改修中であり、仮設スタンドにはあまり多くの観客を受け入れることはできない。リーグ戦に限れば、12K~20K人といったあたり。平均16,644人はだいたい2万枚くらいしかチケットを売っていないので、通年で8割以上の席が埋まったということになる。1年間で282,952人の動員は浦和(630K)、マリノス(467K)、新潟(443K)、東京(426K)、セレッソ(319K)に次いで6位。状況を考えれば悪くない数字で、メインスタンド完成の暁には平均してプラス1万近い増加が見込める。…というか、見込みたい。メインのチケット価格も上げることで客単価も上げるはず。川崎に限ってはスタジアムの改築が観客動員増加・収入増への特効薬になるはずだ。ところで5/11のセレッソ戦はなんでお客さん入らなかったんだっけ? 成績低迷? 天気?? 私も記憶にない試合。

反則ポイント。最終節までフェアプレー賞の期待があったが、緊迫した展開と主審のイエロー乱発のせいでポイントがずいぶん加算され、リーグ戦の順位と同じ3位となり、フェアプレー賞の基準を満たせませんでした(38ポイント、警告45、異議・遅延8、警告2回0、退場1、停止3、警告・退場なし9)。1位が優勝した広島なので、広島は2冠ということになります。その広島の反則ポイントはマイナス4という驚異的な数字。そして清水のダントツなポイント数(119)は意外です。ところで川崎の退場1は選手ではなく、アウェイ新潟戦の望月コーチの退席処分によるものですから、10人で試合を続けるケースは年間を通じてありませんでした。

dockerは普通にCentOSでも使えた

EPELに入ってる。CentOS6系で普通に使える。これは便利。docker自体の使い方はググってもらうと分かりますが、非常に便利です。LXCを苦労して使おうとしていた時代が嘘のようで、なんて快適なんだと思える。

まずはEPELを有効にしておく。

  • yum localinstall http://ftp.riken.jp/Linux/fedora/epel/6/i386/epel-release-6-8.noarch.rpm

docker-ioをインストールして、、、

  • yum install docker-io
  • sudo service docker start
  • sudo usermod -Ga docker $USER
  • logout/login
  • docker pull busybox
  • docker run -t -i busybox /bin/sh

普通に使える。CoreOSについてくるdockerよりもバージョンは新しく、0.7.0だった。最新は0.7.1なので、docker versionコマンドでplease update dockerが出る。ただCoreOSのdockerは今だと0.6.7なので。CoreOSはvagrant経由で動かすとguest additionsが入らないから共有フォルダを使えない。CentOSでdockerがまともに動くなら、CentOSでやったほうがいいかもしれない。

ミニ知識としては、プロキシ経由でWebアクセスしなければいけない環境でdockerを使う場合、dockerはデーモン側でイメージをダウンロードするので、デーモン(docker -d)を実行するときに環境変数http_proxyを設定しておく必要がある。逆に、ユーザ側のコマンド(runとか)のときはプロキシの設定は必要ない。

CentOS6はまだsystemdではなく、rpmに入っている起動スクリプトは最初から/etc/sysconfig/dockerを参照するようになっているため、/etc/sysconfig/dockerに「export http_proxy=http://host:port」と書けば良いことになる。

CoreOSやFedoraのようにsystemd経由の場合は[service]セクションに「EnvironmentFile=/etc/sysconfig/docker」とか書いておいて、/etc/sysconfig/dockerに「http_proxy=http://host:port」と書いておけばよい。ただCoreOSはdocker.serviceを修正できないという問題があり、手動でシェルからdocker -dを起動する以外にどうにもならなかった。

あと、いまのところdockerはプロキシ認証に対応していないようなので、プロキシ認証を通さなければならない環境の場合はまあ、工夫して下さい。例えばtinyproxyを立ててAddHeaderでProxy-Authorizationヘッダを付与して乗り切るとかね。

0.7系のdockerはdm-thinを使ってシンプロボリュームとスナップショットでやっていくようだ。100GBくらいのsparse fileをプールにして、コンテナごとにボリュームを切り出しているみたい。ふーん。

これでubuntuでもarchlinuxでもgentooでもfedoraでも、VMを使わずにLXCで遊べるぞ。dockerはアプリ入りのイメージもそこそこ豊富で、自分で登録するのも簡単、有望な技術だと思われる。そして国内のレンタルサーバはたいていCentOSがデフォルトだから、CentOSで自然に使えるというのはけっこうでかいと思います。

川崎1-0マリノス (おめでとう)

最初に言いたいのは、ちょっと矢島の扱いが悪すぎないかい? まあ伊藤宏樹と比べると扱いを落としてもしょうがないとは思うが、2004年から通算7シーズンの在籍ですよね(参考情報としては我那覇が10シーズン、テセが5シーズンの在籍)。これでセレモニーで何の言及もないのはどうかと思った。私は伊藤宏樹のトラック握手会(?)の前に帰ったので、あの後何かあったのかもしれないが。あと、新後援会長(市長と兼任)のマイクだけ不調だったのはご愛嬌(?)

伊藤宏樹についてはたぶん川崎でコーチやってくれるんだと思ってますが、どうなることやら。箕輪が新城高校、佐原も下野毛にいるし、周平も昨年は下野毛にいましたが、今はどこかな? セレモニーにも来ましたが、とにかく川崎にいます。セレモニーで驚いたのは渡辺匠や相澤貴志まで来てくれたところ。箕輪や川崎でコーチやっている人たちは来るかもしれないと思ってましたが、他クラブの選手が来てくれるなんてね。この流れは都倉が来るかという期待もあったんですが、さすがに神戸からは来れませんでした。

それにしても13年で引退か。13年間というのは一つの区切りにちょうどいい時間なのかもしれません。私は2004年からのサポだったので、当時いた選手は伊藤宏樹と中村憲剛、あとは特別指定時代の矢島くらいだったんですよ。最終戦の鳥栖戦に出てきた矢島をスタジアムで目撃したのはいい思い出です。その中で伊藤宏樹が引退、矢島卓郎が(たぶん)移籍し、残るのは憲剛だけになりました。2004年で言うと、寺田周平が間に合っていなかったので渡辺匠を中心にした3バックでシーズンを始めたし、憲剛もまだスーパーサブという扱いだった。つまり、伊藤宏樹の引退で時代がひとつ終わった感が強いのです。そして次のステージに移ることを強いられている。

それで。

今日の試合では、望みうる最良の結果を得られました。しかし浦和が負けるとは思わなかったな。川崎の試合に関しては、2点目取らないといけなかったと思います。小林悠はデビュー当時は確実に持っていた得点感覚を、完全に失ってしまったんでしょうか? 天皇杯での爆発を願う。

それにしても、おめでとうを言う方面が多すぎて困りますね。

まずは広島は2連覇を達成しました。いろいろと奇跡的でしたし、昨年の優勝とはまた違った味を味わったんじゃないでしょうか。もしかして、これって黄金時代なの? 浦和に監督や主力を次々に持ってかれてなお、この成績。素直に凄いと思います。まーでも、2連覇する力のあるクラブがACLで惨敗するのは許されないことだと思うので、来年はACLもまともにやって欲しいですね。責務を果たそうね。広島は3位通過ではなく優勝、しかも連覇なんだからね。距離的には、広島から福岡空港までの距離は川崎から成田空港までの距離のたった2.5倍程度しかありませんし、例えば1次リーグで確実に当たる韓国なんかにはむしろ最も近いとすら言える位置関係なので、世界はそんなに遠くじゃないと思うよ。あとは選手層ですがまあ、ACL出場をエサに、1流でなくてもそこそこ戦える選手を集めたらいいですよね。以前に川崎がACLに初めて出た時は、中盤の選手を厚めに獲得して、それなりにやれてました。

次にマリノス。我々も何度か経験していますが、2位は悪い順位ではないです。シーズン前の評価を思えば、ある種の番狂わせで2位まで来れることを証明したわけですから、恥じたり悔いたりすることはないと思います。こちらも来年はACL。久々ですね。マリノスが昔ACLに出ていた当時とはACLを取り巻く環境が激変しているので、戸惑うかもしれません。まー当時を知る選手もほとんど残っていないでしょうけどね。

そして川崎。立派な成績ですね。序盤勝てない時は正直監督交代が正解だと思ってました済みませんでした。堂々の得点王・大久保嘉人も獲得発表のときは正直…済みませんでした。終わってみれば、出遅れさえなければ優勝すらできていた勝ち点です。戦績表を見ると、2勝した相手は浦和・清水・名古屋・大宮・磐田と上から下までまんべんなく。1勝1分が甲府・大分、1勝1敗が広島・マリノス・鹿島・新潟・柏・仙台で、いずれもホームで勝利。2分がセレッソ、1分1敗が東京・湘南、2敗が鳥栖。まあ鳥栖は普通に強かったが、東京や湘南といった下位への取りこぼしが多かった。極端な話、東京に2勝してれば優勝できてたっていうね。ホームで11勝4分2敗、アウェイで7勝2分8敗。こりゃホームだけなら優勝な。広島やマリノスはアウェイもそれほど苦手とはしておらず、特にマリノスはアウェイで9勝しており、得失点差も+9とホームと遜色ない成績。1位2位と3位では、このへんの差が出たんだと思います。昔から川崎はそんな印象がありますが、今年もその通りの結果を成し遂げました。

個人成績では、大久保以外の選手、例えばレナト(12)や矢島(3)、小林悠(5)、中村憲剛(7)、登里(0)あたりはもうちょっと得点しててもいいように思います。レナトに関しては大久保が得点王狙えてなければ自分でもっと行けてたはず。森谷賢太郎と大島僚太に関してはもっと出場機会が多ければもっと良い結果を出せる実力があったように思う。

優勝した広島は下位への取りこぼしが少なく、浦和とマリノスに2敗しているところは気になるが、上位にもホームではたいてい勝っている。マリノスは広島・浦和・清水・名古屋・磐田に2勝としっかり仕事をした印象。ただ上位3チームが全て清水に全勝しているところは目立ちますね。清水はそれでも下位への取りこぼしが少なかったため、降格危機とは無縁の9位でした。

しかしまあ、来季に向けて夢が広がりまくりますね。その前に天皇杯がありますが。

Vagrantのboxを作ってみよう…と思ったが例題が難しかったかもしれない

(主に)VirtualBoxのVMを簡単に操作できるVagrant。けっこう便利そうだし、プラグインを書けたり、boxを自前で作れたりする。VirtualBox用のboxのフォーマットはけっこう簡単なようなので、自作できる気がする。

ほかに似た目的を持つものとしてdockerに注目していたりするのだが、dockerはLinux(特にUbuntu)でLXCが必須なので、順番的にはVagrantで遊ぶのが先かなと。実際はdockerもVagrantで作ったVMの上で動かしたりするケースが多い状態、らしい。まだ、LXCをまともに使える環境は限られてますからね。

ともかく、試しに何かやってみよう。

  • ユーザvagrantの~/.ssh/authorized_keysにinsecure public keyを入れておくとsshで入れる
  • VirtualBoxのGuest Additionsを入れると/vagrant以下がホスト側と共有できてうれしい
  • PuppetやChefが入っているとポイントが高いらしい

で、vmdkファイルといくつかのメタデータのファイルを置いたtar.gzファイルを作ればboxになってくれるようだ。ubuntuやFedora、CentOSのboxはけっこうある。

ここはひとつ、TinyCoreLinuxのboxを作ってみよう。TinyCoreにはChefとかPuppetのパッケージはないから、まあそのへんはやめて、ユーザを指定通りに登録して、Guest Additionsを入れたイメージを作ってみる。TinyCoreはサイズが小さいので遊ぶのに時間がかからないところがうれしい…はず。これはこれでいろいろ不自由はあるのだが。

TinyCoreLinuxにGuest Additionsを入れるまで。

  • 既存のパッケージはない
  • kernel-develに当たるファイルを作ってモジュールをコンパイルしてtczを作る
  • tczがあるlinux-3.8.10-sources-env(ソースをダウンロードしてパッチを当ててくれる)やlinux-3.8.3_api_headers(/usr/include以下)はいまいち使えない。現在のCore-5.1のカーネルは3.8.13で、tczが対応しているのはちょっと古くCore-5.0のカーネルなので
  • 自分でダウンロードする
  • 展開してパッチを当ててconfigファイルを.configにコピー
  • いろいろパッケージが必要になった。busyboxのtar/xzだとうまく展開できないのでtczでtar, xzを入れたり、他にもmakeやbash、gcc、glibc_base-devなどは必要になる。あとパッケージを作るときにsquashfs-toolsなんかも必要になる。
  • make listnewconfig
  • make prepare
  • make modules_prepare
  • Guest Additionのソースを展開して、makeなんちゃら、make install
  • tczを作る。/tmp/virtualbox-additionの下に一式ファイルを作ってmksquashfs
  • このVMはでかいので、作ったtczだけ拾っておいて、新たに小さなVMを作る
  • tce-load -wi tc-install
  • sudo tc-install.shでインストール
    • CDからインストール、Frugal、whole disk、sda、y、ext4、home=sda1 restore=sda1、y
  • リブートしてHDDから上げる
    • /opt/.filetool.lstからhomeを削除、/etc/dropbearと/etc/passwdと/etc/shadowを追加
    • vagrantユーザを作る。直接/etc/passwdと/etc/shadowをいじり、sudo passwd vagrantでパスワードを設定
  • dropbearを入れて設定する
    • tce-load -wi dropbear
    • dropbearkey -t rsa -f /etc/dropbear/dropbear_rsa_host_key
    • dropbearkey -t dss -f /etc/dropbear/dropbear_dss_host_key
    • echo dropbear -w >> /opt/bootlocal.sh
    • vi ~vagrant/.ssh/authorized_keys (insecure keyを入れる)
    • 作ったtczをインストール
    • echo modprobe vboxsf >> /opt/bootlocal.sh
    • echo modprobe vboxguest >> /opt/bootlocal.sh
    • echo mkdir /vagrant >> /opt/bootlocal.sh
    • backup
    • sudo poweroff
  • VirtualBoxからovfをexportする。名前は「box」
    • 他のboxからVagrantfileやmetadata.jsonを拝借
    • tar cvfz ../tc51.box metadata.json Vagrantfile box.ovf box-disk1.vmdk
    • これでboxができました。どうにか10MB以下に収まった。
  • cd ..; vagrant box add tc51 tc51.box
  • mkdir tcvag
  • cd tcvag
  • vagrant init tc51
  • vagrant up
    Bringing machine ‘default’ up with ‘virtualbox’ provider…
    [default] Importing base box ‘tc51’…
    [default] Matching MAC address for NAT networking…
    [default] Setting the name of the VM…
    [default] Clearing any previously set forwarded ports…
    [default] Creating shared folders metadata…
    [default] Clearing any previously set network interfaces…
    [default] Preparing network interfaces based on configuration…
    [default] Forwarding ports…
    [default] — 22 => 2222 (adapter 1)
    [default] Booting VM…
    [default] Waiting for machine to boot. This may take a few minutes…
    [default] Machine booted and ready!
    [default] Mounting shared folders…
    [default] — /vagrant
    The guest operating system of the machine could not be detected!
    Vagrant requires this knowledge to perform specific tasks such
    as mounting shared folders and configuring networks. Please add
    the ability to detect this guest operating system to Vagrant
    by creating a plugin or reporting a bug.
  • このエラーのためか、共有フォルダが自動でマウントされません。
  • Vagrantfileに「config.vm.guest = :linux」を記述してみたところ、エラーが変わりました。
    Bringing machine ‘default’ up with ‘virtualbox’ provider…
    [default] Clearing any previously set forwarded ports…
    [default] Creating shared folders metadata…
    [default] Clearing any previously set network interfaces…
    [default] Preparing network interfaces based on configuration…
    [default] Forwarding ports…
    [default] — 22 => 2222 (adapter 1)
    [default] Booting VM…
    [default] Waiting for machine to boot. This may take a few minutes…
    [default] Machine booted and ready!
    [default] Mounting shared folders…
    [default] — /vagrant
    The following SSH command responded with a non-zero exit status.
    Vagrant assumes that this means the command failed!
  • echo; printf /vagrant

    Stdout from the command:

    Stderr from the command:

    sh: bash: not found

  • そう来るか。vagrant sshで入って、tce-load -wi bashでbashを入れる。
  • vagrant ssh
    • mount.vboxsf /vagrant /vagrant
    • 単にこれを実行するだけなのだが…
  • vagrant haltによるshutdownも失敗する。shutdown -h nowで落とすんですね。TinyCoreにはshutdownコマンドがありません。poweroffやhaltならある
  • たぶん、↑の問題は、Vagrantfile側でどうにか吸収できるような気がする。shutdownコマンドじゃなくてpoweroffを使うとか、共有フォルダのマウントに関してもね。本体側で対応しているOS以外で動かすことも考えられているはずだから。ただ私はRuby苦手なんですよね…

    Guest Additionをあきらめるというのもひとつの選択かな。dockerを遊べるCoreOSとかはそうやっていて、そのため共有フォルダを使えない。

    メカニカルキーボードの時代

    会社の同僚が最近のメカニカルキーボードについて語っていたので、私も川崎ルフロンまで行ってCherry MXの各軸(青茶黒赤)について感触を確かめてきた。1つの板に各色の軸のキーが4つずつ配置されているものがあって、感触の違いを確かめることができる。これはいい展示。

    この時点で、1X年間がんばった自分へのご褒美(笑)としてキーボードを買おうと決めました。

    同僚は赤軸がいいと言っていたが、私には黒軸が合っているように思った。黒軸か茶軸、ただまあ赤軸でもいいけど…といった感じで、青軸はちょっとメカニカルが過ぎると思った。茶軸と黒軸はそこそこ迷ったところ。問題があって、日本の家電屋さんの悪いところだが、英語配列のキーボードはなかなか在庫がない。自分としてはそのままその場で見繕って買って帰りたかったが、仕方なくAmazonで発注するハメに。虐げられてますよね、英語配列派は。

    そのキーボードが本日届きました。Archissの、この種のものとしてはだいぶ安いもの。ご褒美ならもっと高いものでも良かったはずだが…

    これ、接続はいまどき珍しいminiUSBケーブル。microUSBではなくminiです。コネクタがついてて、普通のケーブルが使えるので悪くないと思いました。ケーブルの引き回しも3方向に選べてなにげに便利。プラスチックのカバーにより、持ち運び時にキーを守ることができる。キーを外す工具のようなものと、赤いESCキーと交換する黒いESCキーが付属していました。

    打鍵音は強く叩けば軽快ないい音がしますし、底まで打たずに弱めに叩けばそこそこ静音。ただ無音とは思いませんので、夜中にガンガン打鍵したら家族は起きて苦情を言ってくるかもしれません。自宅では長らくHHK(静電容量無接点)の廉価版を使ってましたが、弱めでも以前よりはさすがに大きな音になる。音程も異なる。

    まあ、さすがに最近のまともな品だけあって、打鍵感覚は悪くないですね。配列はHHKとはちょっと異なる部分があるので、慣れるまでは耐えようと思います。IMEのトグル(「`~」キー)が左に寄ったのと、Backspaceと「\|」キーの位置の違いはけっこう大きい。ESCも遠くなった。ただまあ、そのへんの変化にはそこそこ対応できるタチなのでね(会社では日本語配列とHHK英語配列を使い分けてたりして、両利きに近いのです)。適応していこうと思います。自宅では打鍵数がめっきり少なくなっていますし、会社に持ってって使ってもいいな。

    昔は自宅でもかなりカチャカチャするメカニカルを使っていた時期がありましたが、その頃のものと比べるとかなり良いですね。あと10年以上前に大学の研究室で人気のあったメカニカルはスコンスコンと深みのある音が特徴的で、なかなか良い打鍵感覚でした(なんていう奴だったか忘れましたが、当時でもすでに入手が難しくなっていた気がします)。

    ファイルとファイルを合わせて、ディレクトリ

    電話のインタフェースだと、ファイル(アイコン)を別のファイルに重ねると、ディレクトリになるじゃないですか。そして重ねられたファイル達はその新しいディレクトリに入る。

    これって直感的でいいインタフェースだと思うんですが、PCの世界にはなかなか導入されないですね。おかしいなぁ。

    当家のGR Digital 2、死す

    165347何度か壊されては修理して使ってきたデジカメですが、また子供に壊されました。修理代もバカにならなかったし、最近は持ち歩くことも少なくなっているため、修理や買い替えは当面あきらめます。

    壊れ方としては、←の図のように、レンズの前のほうが片方押し込まれナナメってしまった、というもの。もうこのレンズは引っ込みません。かわいそうに。

    いい感じで写真を撮れるのでけっこう気に入ってたんですがね。UIも安定していた。Picasaで「GR」を検索したら、16,039枚の写真を保存していました。2007年の11月に購入。購入当時は長男がまだ赤ちゃんで、私の髪型も「はげつるぴっか~ん」ではありませんでした。気がつけばもう2013年11月ですから、もうあれから6年経ったんですね。