川崎1-1湘南 (こころくじけない)

「どんなときも」って、おまえの言う「どんなとき」ってどこまでの概念なんだ?

残留争いのライバルと引き分けて、上位には普通に負ける…まあこの程度じゃ「どんなとき」の範疇を外れることはないんだが、だが、このままでいいわけがない。そんなわけで俺たち2万人の暇人は、平日夜の等々力に集まるんだ。

入場した時に渡されたワルンタのフィギュアには度肝を抜かれた。これくれんの? こんなオレに? そしてハーフタイムショーの氣志團にはだいぶ感動した。そう、俺たち心挫けそうになったときは、バスを囲んで歌ったじゃないか、この歌を。

今日は大島が帰ってきたってだけで満足度は高かったな。あと山田のゴリゴリな得意技も見れたというのもポイントは高い。大島はやっぱプレーの方向というか、角度がいいですよね。安全な方に逃げない。これまで川崎がずっと無駄にいいプレーを見せつつ負けてきたのは、技術を出すプレーを実行する位置と方向が悪いというところが大きいと思います。そこで技術を見せてもチャンスにならんのだよな、と冷めた目で見てしまう。シュートへの道がない場所でやったところで、相手も怖くないわけですよ。大島はその点ちゃんとしてたように見えた。

というわけで今シーズン、後半戦は瀬古と大島がいればなんとかなるんじゃなかろうか、と思いながら帰った。あとエリソンとか戻ってくればそこそこ上がれるんじゃないかな。

俺と跳ね上げ式椅子と背もたれと

跳ね上げ式の椅子が世界的に増えている。とても旺盛な繁殖力で、このままいくと数年で世界の人口の数倍に達すると言われている。

それはともかく、跳ね上げ式の椅子だ。スタジアムの。我々はスタジアムに荷物を持っていく。ちょっとしたお菓子とか、その他もろもろの、荷物。スタジアムでは今や主流となった椅子形態、跳ね上げ式の椅子が待っている。席を外す時、跳ね上げ式の椅子の座面が跳ね上がり、荷物は落ちていく。大きさのある荷物ならいいのだけど、我々の荷物というのは、ちょうどスルスルと大地に向かって落ちていくサイズのことが多いのだ。いや、今までのベンチスタイルや固定式の背もたれ椅子だったらいいんだ。そのまま上に荷物を置けば、大地は荷物を吸い寄せない。なぜなら椅子の座面が重力方向と垂直を向いているため、荷物を座面にとどめてくれるからだ。ありがとうこれまでの椅子!

しかし跳ね上げ式の椅子は違う。大地と荷物。両者を妨げるだけの力がない。とりわけ小さな荷物に関しては無力。赤子のように無力!

そこで我々は持っていく。必需品を。君の脳裏に浮かんだ言葉、わかりますよ? そう、S字フックだ。S字フックさえあれば、荷物を引っ掛けておくことができる。跳ね上げ式の椅子にすらだ。裏切り者の座面を尻目に、背もたれに固定することができるのだ。荷物を。S字フックが媒介となって! 大きめのS字フックが。

つまり言いたいことは、S字フックを忘れるな! ってことだと思ったかな。それとも、S字フックを持ってこい、今すぐにだ! ってことだと思ったかな? はたまたチームカラーのS字フックをスタジアムで売れば儲かるぞ! ってことだと思ったかな?

違うんだよ。

私は椅子の背もたれにちょっとした突起が欲しいんだ。微妙に、コンビニのビニール袋(有料)やエコバッグの持ち手をギリギリ引っ掛けられるくらいの突起が。あんまり派手な突起だと余計なものまで引っかかるし、ゴミが溜まったりいいことはない。必要なのは、ギリギリ引っかかる程度の突起。これさえつけてもらえれば、我々はS字フックを捨てられるんだ。メカ的な機構でもいい。普段は閉じていて、敢えて操作することで、引っ掛けるための突起をちょっと引き出すことができる、とか。

どうかなあ。建築系か家具系か、そういう系の皆さん、一つ考えてもらえませんかね。背もたれにちょっとした突起。背中や通行を邪魔しない程度の目立たないデザインでさ。

神戸1-0川崎 (また来ちゃったよ、国立)

アウェイだけど国立開催ということで、適当にチケットを取っていたことを思い出し、行ってきました。立地的にはアウェイサポもOBも来やすいようで、槙野と古橋が来て挨拶していきました。ハーフタイムの古橋は突然無茶振りされたみたいで、その場で考えたかのような適当なことを喋ってった。

それはともかく、日本を代表する聳え立つ○ソ、国立競技場に行ってきました。また来ちゃったよ、この色々と奇妙なスタジアム。傾斜があって競技が見える角度なのは救いだけど、座席の間隔が狭くて、通路側の希少な席以外は出入りが一番大変なんだよね、ここ。出口も渋滞してスタジアムを出るまで無駄に大行列するし。建築系の人って、人間のサイズとか動きというものが分からないんだろうな。それでも電車に乗ってしまえば大した混雑も感じずにスムーズに帰宅できるところはさすが都心の交通網だと思った。

まあでも、こういうふうに複数回通いだしてしまうと、こんなところが聖地になってしまうのかもしれないね。ちょっと嫌だな、もう来るのやめようかな…そんな不安を感じてしまった日曜日。

試合の感想は、ない。

川崎2-0ソニー仙台 (天皇杯)

前年度チャンピオンとして迎える天皇杯。市政100周年の今シーズン、川崎はこのあと仕上がってくるのかどうか。どうなんだろうなあ。それが知りたくて、我々は平日夜の等々力に向かうのだ。いや知れないとしても、行くんだけどね。この習性はもうどうしようもない。

試合の方はやはり実力差はあるように見受けられるんだけど、その差を使って試合を運べていないんじゃないかというフラストレーションは感じてしまう。まあ天皇杯ではありがちな展開ではあった。1点2点、取るまではなかなか穏やかな心になれないというか。

まあでも、久しぶりに違う席で見れたし、天皇杯特有の駐車場の使い方(観客の動線をぶった斬ってメインスタンド前を占拠!)も見れたし、勝てたからいいとするかな。宮城天の復帰もでかいのでは。トーナメントってのはねえ、ちょっと苦労しながら上がったほうが、いい結末になるもんなんだよ。

川崎2-1名古屋 (久々の快勝)

危ういところはまあ、見なかったと言うことで。アップ中にどんどん雨が強まっていき、その後の雷の影響で10分遅れでキックオフしたこの試合、川崎は思いのほかスムーズにゴールに迫っていく。ほどなくしてCKからの流れで頭で押し込んで先制、そのあとも相手DFが滑って転んだところをかっさらって加点と、理想的な試合運びに。

先制のところはよく見えなかったなりに喜び方で遠野あたりかなと思ってリプレイを見たら家長の顔だった。なんだろうな、このいい感じの流れは。ここ最近からすると、違和感すら感じる? ゴミスの存在もかなり効いていたし、橘田と大南を使った両サイドバックの配置がうまく行ったんじゃないかなあ。

足(?)を痛めていたジェジエウに代えて田邉をサイドに置いて大南を中央へ、という後半は、田邉もいいクロスを入れて家長のハットトリック未遂を演出するし、悪くなかったですね。ゴミスは2つのゴール取消はちょっと可哀想な…オフサイドがあったということで、それならしょうがないけど。マルシーニョや永井が出てきてスピード重視の目まぐるしい気の抜けない終盤はドキドキの連続でした。まあこれ、失点しますよねえ。点差あってよかった。

川崎1-1柏 (勝てねーなー)

割と寒かったですね。ユニ1枚で行って後悔した。風が強くて気温もそこまで上がらなかった。川崎は白い記念ユニ(GKは水色)で、柏は黄色と黒のホームユニだった。

この試合、後ろで回してひたすら困ってるだけじゃなく中や前に当てるシーンもあって、最近にしては悪くないと思った。ですが、変な場所でのミスからピンチも多く招き、最後のオフサイドになったやつもまあオフサイドならしょうがないよなと。となると引き分けが妥当か。ホームで負けてなければいいんだし! しかしオフサイド多かったなあ。

でもさー、今季は1試合1試合、降格圏との距離が気になるんだよね。この精神状態は良くない。負けるたびに順位表を下から見ていく、この感じね。

川崎3-0札幌 (ゴミス)

1点目の反転からのシュート打つまでがすごく良かったな。そのままあれよあれよとハットトリックを決めて見せたのはさすが、役者だ。素晴らしい。ハットトリックなんて、いつ以来だろう。とても良い1日になった。そろそろホーム勝率も戻せてきてるんじゃないかなー

ヒーローインタビューはフランス語じゃなくて英語で答えてましたね。いつも外国語だとブラジル人のポルトガル語だったので、聞いて意味が取れる、というのはなんか新鮮でした。

今日は割と暑いが風が強く、スプリンクラーの水もかなり流されていた。ロングボールもだいぶ軌道が変わってたんじゃないかな。

お互いに無人のゴールをDFが戻って守った、というシーンがあったのも熱かった。

川崎3-1浦和 (これだからGWはやめられないんだよな〜)

半袖だと若干、肌寒さを感じたなあ。そんな春の日。天気は快晴。多摩川を爽やかな風が通り過ぎていく。その風を感じながら俺たちは等々力に向かうのだ。ビールがうまい。

大きくなった? ベイビーの謎イベント、懐かしい青赤の芸人コンビが流石の芸を見せて、これが俺たちのGWなんだよな〜。私は去年はメーカブー云々の時は行ってないのですけど、あの生命体は1年経ってもまだベイビーなのか。まだ自立しないのか。母親が持っているようなロッドのようなものはどこから生えてくるのかな? それとも父親が持っているような頭上の葉っぱは生えてくるのかな? もっと成長が早いんだろうと思っていたんだ勝手に。

まあ正直、試合前は勝つ予感はなかったね。立ち上がりも相変わらず不安定で。前線がゴミスになってスピードは緩むが、そのポストプレーは健在だった。今日のハイライトは、FKがそろそろ入りそうなのと、決勝点になった佐々木旭の判断&シュートね。どちらも私の席だといい角度から、よく見えた。

いやーホントに気分がいいね。中位〜残留争いのライバルをホームで蹴落とすことができたのもでかい(…まだ落ちてきてないけど)

川崎0-0ヴェルディ (点取れねー)

出口が見えないなあ。無得点記録がけっこうひどいことになってきた。春が過ぎゆくこの季節。

しかも、残留争いのライバルをホームで蹴落とせず。うーむ…見ていても、帰ってくるのも疲れた。この、どこにボールがあっても安心できない感じね。どうすりゃいいんだ。

川崎0-1町田 (覇権が…)

神奈川ダービーの連戦はきついっすよねえ。どっちも退場あるし。桜は満開、首位ということで鼻息の荒い町田サポをホームに迎える陽気の中、ボールは蹴られた。

前半はなかなか前にボールを運べず、最終ラインの高井が全体をコントロールする形。プレーが切れるたびにジェジエウが足を気にするそぶりを繰り返し、心なしか移動スピードも遅いように感じられる。ヘディングの跳ね返しは健在だったのだが。町田はシンプルに裏を狙い、次々にチャンスを作っていく。満遍なく裏を狙っていたけど、途中からは弱点と見たのか、特に瀬川の裏を狙われてました。失点はその右サイドからの低いクロス。こちらの攻撃はシュートの一歩手前にすら届いてない状況で、失点の事実が重くのしかかる。取り返すイメージができないよ。

でまあ、後半は選手交代もあり得点状況や人数状況もあって圧力を高めていったけど、ゴールは割れず。きついなあ。FC東京戦の時は「今季はエリソンがいれば簡単に負けることはないだろう」とか思っていたんだけど、けっこう簡単に負けたよね…これが順位の差、実力の差か。市政100周年の年なのに、残念だ。