監督解任で仕切り直し

相馬監督が解任され、一つの冒険が終わりました。

お疲れ様でした。

まー等々力で10人の東京に負けたのは印象が悪かったですね。昨シーズン新潟(!)や浦和に2敗したりホーム勝率が低いのも大層悪い印象でした。東京戦の後のスタンドの空気、かつて経験したことがないほど荒れてましたよ。乳児を抱っこヒモに入れてそそくさと出口に向かっていたんですけど、途中で明後日の方向から電話が飛んできましたからね。狂女が投げたもののようでした。もし子供に当たってたら許容範囲外。悲しみではなく、ある種の憎悪が渦巻いていた。こんなのばっかりなら子供を連れてけませんよ。

何か、もうちょっと何とかなったような気がするんですけどね。漠然とした言い方ですが。いつも「そう悪くない」「しかし結果が出ない」「改善しているような」「しかし試合結果には反映されないような」という、その連続。安定感のない、モヤモヤ続きの1年ちょいでした。クラブ生え抜き&結果を残してきた高畠監督を切ってまで招聘したOB。代表のレジェンドで、川崎OB。であっても川崎ではほとんどスタメンを確保したことがなく、川崎サポにとってはそれほどのレジェンドではない…というポジション?(←失礼な言い方ですみません)

思えば町田ごときをJFLで3位に導いた1シーズンを経て川崎へ。当時の町田は続投させる気でいたらしいですし、もうちょっと経験を積んでから川崎に来ていたらまた違っていたろう。強奪に行った川崎も、川崎を選んだ相馬監督も、判断が甘かったか。愛ゆえに。

特に今季は代行監督のプロを招聘し、バックアッパーの準備を整えた上での開幕でしたから、ためらう時間は不要でした。財政的にも余裕がありカネもそこそこ使えるだろうし、望月代行監督でしばらく戦っても問題なさそうだから、次期監督選びの余裕はありますね。そういうときに限って速攻で決まったりするもんですが、どうなることやら。

日程を見ると、解任のタイミングは非常に良かったと思います。次が下位に沈むガンバ(Away)、ナビスコ仙台(H)、これも下位に沈む札幌(A)ですからね。交代後に上位と当たると後任がやりにくいですから。ナビスコ仙台は別として、大変失礼ながら勝ち点を計算できる相手、しかも失敗したとしても非難が届きにくい遠方アウェイが続く。5月に入ると適切なタイミングがないです。マリノスで岡田監督が辞任したタイミングを思い出しますね。それに、次がアウェイなのでマッチデープログラムの編集部も胸をなでおろしていることでしょう。そういう気配りも大事。

まずは望月代行に期待します。

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