あと1日頑張らないと休めないのか…長いですね今週は。仕事もはかどらないし。本来であれば勝者を称えるべき1週間がこんなことになって、東京側もいい迷惑でしたね。浮かれ度合いが低くなって次のリーグ戦への集中度が高まった(？)くらいじゃチャラにならないよな。

横断幕の話はなんとなく起きたことが分かったような、分からないような。国立競技場は売店が以前より快適になりましたね。古い施設にしては良くやってます。しかし、オリンピックが来るまでハード面の整備は先送り？

さて川崎フロンターレ悪態問題(…というのが正式名称なの？)に関して。ショックは大きいです。ほんと、毎度毎度浮かれたぶんだけは確実に地獄に向かって突き落としてくれます。王道です。お約束です。近々、海でも眺めに行きたいところ。

私は動画やビデオは見てないです。現地ではメインスタンドの指定席にいて表彰台の様子があまり見えないので、ピッチの方しか見てなかった。だから、勝者の表彰中にバラバラになって座りこんでた選手がいたのが気になったくらいかな。試合中もまともで、さすがにガックリ来てたけど整列、相手選手・審判団との握手はしていたし、サポーターへの挨拶も普段の負け試合と大差なく。帰って記事を見てなんか嘘っぽいなと思ったくらい。それでも公式のお詫びの文に概要が出てますし、(お詫びの文では名指しされてないですが)森の態度ならだいたい想像つきます。

まあメダル外すのは当日配られた冊子(Jリーグが出しているものなので偉い人も刷る前に目を通しているはず)のジュニーニョの記事にも書かれており許容範囲のはずですが、それ以外のはちょっとどうしようもないね。イメージダウンは避けられない。ファンやスポンサーも減るだろうし、来季の選手獲得にも影響がある。当分は平謝りでしょう。ビデオはリーグ戦が終わったころに時間があれば見ようかと思ってますが、私的な注目点は決勝進出の立役者・杉山の態度です。彼がいなかったらここまで来ておらず、メダルももらえなかったんです。見ればショックは増すかもしれないけど、確認はしておきたい。映ってるといいな。

黒川さん(富士通の元社長)も会長として謝罪行脚につきあったようですね。よくわからないですが、社長同士で知り合いなのかもしれません。偉い人以外にも、当事者を代表してキャプテンと選手会長が詫びに行く姿勢を見せたのは良い判断だと思います。

チームとしての処分も発表されました。以下の3本ですが、内容は適切っぽいので安心はしましたが、私は少しだけ違和感を感じました。

• 賞金辞退
• 幹部3人の減俸
• 森の出場停止

賞金辞退と幹部の減俸はまあそういう流れになるだろうと予想はできました。それはいいとして、気になっているのは森の出場停止の部分です。私はサッカーの経験がないのでサッカー界の常識は分からないですが、今回はチームとしての態度が問われていて、あの状況でチームを束ねる位置にいるのはキャプテンだと思うんです。だからキャプテンへの処分がなくて森への処分があるのはちょっと変だと思います。森の態度の悪さが最も顕著だったのは間違いないんだろうけど、森を処分するならキャプテンにも何らかの処分があるべきでしょう。

「森を処分すべきでない」と言っているのではないです。キャプテンのみ、あるいはキャプテン＋森のほうがしっくり来るという話。個人の問題であれば森だけでいいのですが、チームの問題ってことになってますから。

チームのキャプテンか、ゲームキャプテン(川崎では別の選手が担当している)かは判断の分かれるところです。どっちでもいいけど、どちらかというとチームのキャプテンが妥当かな。なぜならゲームの一部である審判・相手選手との握手の時点では問題はなく、ゲームが終わった後の表彰式時点の問題であるため。

今回の問題に関して、柏時代の石崎監督の話が対比として取り上げられていますが、これも私は美談とは違うという印象を感じました。育成年代ならともかく大人の選手の集まりなんですから、選手の中でやるべきこと。それができずに監督の手を借りたというのはちょっと情けない話だと思います。私はどうしてもドーハの悲劇のときに立ち上がれない選手をオフト監督が立たせた場面を思いだしてしまいますが、あのように一生分のショックであれば選手の手に余ることもあるでしょうが、問題になってるのは毎年やるカップ戦でしょ？

それで、今後リーグ側から制裁があるのかないのかを予想してみようと。こんな事件に関する規約・規定はないと思うので、妥当なものをあーだこーだ議論することになる。

当然、委員会までのスポンサー・関係者訪問で怒りがどのくらい静まったかによって制裁の重さは変わるでしょうね。もう怒ってないよという話なら注意だけで済むでしょうし、そうでないなら相当重い、実効性を伴うものになる。

スポンサー関連がクリアになってれば、社長と監督とキャプテンあたりに厳重注意系のものが入るだけだと予想。対象が社長のみか、社長＋監督か、社長＋監督＋選手の代表かは微妙だけど、もし100円賭けるなら社長＋監督に。一罰百戒という説もありますが、さすがにここまで炎上すれば、数年はこういうことは起きないでしょう。規定を作るような話でもないので、それで終わりになるのではないかな。

重い方向では、選手・監督の出場停止(資格停止？)とか準優勝資格の剥奪(マリノスと清水が準優勝？)、賞金辞退を却下して没収扱い、制裁金、来季のナビスコ不参加などが考えられます。今回は競技上の不正ではないですし、制裁金だと幅が出せるので制裁金に逃げると思いますね。金額は他の例と比較して決める。

こういうことは定期的に発生しますよね。以前にも負け試合で握手しないのが問題になったりしました。最も立派な人物の一人だと思っていた選手が握手しないでスタスタこっちに来たのを見た時に戸惑ったことを私も覚えてます。それが蔓延するようになって指導が入り、フェアプレーフラッグにサインしたりとかいう話になったはず。

もし今回の件をシステム的に改善するとしたら、ナビスコの決勝で言えば、着替える時間を作ればいいと思いますね。先日はガスの選手にはセレモニーの前にユニフォームを着替えていた選手がいたらしい(？)です。(←いい話の一部です)

当日のプログラムは試合終了後すぐに表彰式になり、即座に準優勝チームの表彰という流れ。いつもの調子でサポの方に行こうとした選手がスタッフに止められてメイン側に移動してすぐに壇上へ。気持ちの整理をつける時間は体感で十数秒と言ったところでした。

TVの関係で難しいのかもしれませんが、正装に着替える時間があれば、その時間でキャプテンを中心に選手間の意思統一もできて、選手は自動的に大人として表彰式にのぞめるはずです。この時間を利用してピッチ内かピッチ脇に表彰台を設置して、多くの客席から様子が良く見えるようにすれば、観客にとってもメリットがあります。間延びした時間に観客を帰さないような工夫も必要になってしまいすが。

というか…現状のあの位置(写真参照)、角度がなくてよく見えねーんだよ！ 満席だから見える位置に移動することもできねーし。

最後に。

そんなこんなで千葉戦は勝つ流れじゃないですね。それでもせっかくのホームゲーム。楽しみにしてますよ。いい意味で予想を裏切って、流れを断ち切って欲しい。