昨日

以前のインタビューで、サッカーにとってサポーターというのは「全て」だと、確かマルコンが言っていた。リップサービスなのかもしれないが、咄嗟にはなかなか出てこない表現だし、これまで在籍したチームで実際にそう感じてきたのではないかと思う。

昨日の応援はどう評価するのが正しいのか…

すき間の目立っていたコアブロックでは新人を勧誘していて、初めてと思われる若者が続々と入ってきていた。結果、密度は高まったものの、グッズを身につけていない人も多かったような感じがした。それでも悪くない応援ができたのは終始有利だった試合展開と、観客数が思ったより多かったことが挙げられるだろう。あと煽りやコールの選択も上手くなってきているのかもしれない。

バックスタンドはともかく、メインスタンドの反応を見ると手拍子にも最後のアバンテにも反応が少なく寂しかった。本当に盛り上がるときは彼らも乗ってきてくれて一体感が出る。昨日は他サポが多かったんじゃないかと思った。J2は試合がなく、J1でも磐田での試合と等々力しかないため、サッカー好きの関東人が等々力に来る確率は高かった。それでも入ったのは1万人ちょっと(11,149人)で、雨という面もあったけど、まだまだ人気がないんだなと(川崎市民は120万人いるんだよ)。1万人でも通路やゴール裏がけっこう混雑していたように見えたのは、子供の無料招待を含んでいない数字だったためかもしれない(そして入場の列の近くにサッカー少年らしき団体がたくさんいた)。

動員はどうか。

開幕からリーグ戦4試合を戦って、新潟東京千葉大宮という相手だが、観客動員は全て1万人を越えている。昨シーズンと比べると、以下のようになっている。

シーズン 新潟 東京 千葉 大宮
2005 11,468 13,118 13,667 7,023
2006 17,444 14,191 10,316 11,149
+5,796 +1,073 -3,351 +4,126

千葉戦以外では動員が増えている。条件としては、以下のような変化がある。

  • 新潟…2005が終盤の一戦、2006は開幕戦になった(+)、キャンペーン(オレンジデイズ)のない日になった(−)
  • 東京…水曜夜だったのが祝日になった(+)、キャンペーン(ヒデキデー)のない日になった(−)
  • 千葉…どちらも土日、天気が晴れから小雨に(−)
  • 大宮…どちらも土日、キャンペーン(オレンジデイズ)ありからなしに(−)、他サポが来やすい日程(+)、天気が晴れから雨のち晴に(−)

そういうわけで、不利な点が増えた大宮戦で4,000人以上も動員を増やし、1万を越えたというのはかなり画期的だと思われます。他サポが多かったとしてもね。仮に1,000人くらいがコータギャルで、2,000人が他サポだったとしても(笑)、1,000人増やしてるわけだから。1,000人増やすのって大変なことですよ。10周年記念事業の、商店街ペナント作戦がかなりの効果を上げているんじゃないかと私は思ってます。

次のホームゲームはナビスコカップの京都戦、水曜夜という、動員的には非常に良くない条件の揃った日です。さらに思い切って雨でも降ってくれれば、これはもう悲惨ですね。1万人越えるのは厳しいとは思いますが、注目しています。逆に清水戦はオレンジデイズ完食編と大々的に銘打っているので、これも注目です。

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