一億円のさようなら (白石一文)
カネを持ってて使わない。まさかの死蔵。なんという害悪プレイだろう。金利もつけない。何のために? あなたの手元にそんなカネが大量にあったとしたら? そんな小説。開幕一億円からスタート。全貌はさらに大きな額だが、何が変わる。
一億円とは無関係なところから次々に明らかになっていく秘密。どう対処するか、そこに一億円の影響は。金とは無関係な魅力の宝庫の中で彼は何を選ぶのか。
飲み屋で飲んで地元のうまいものを食べる。それが最上の幸せだったのか。まあ美化しすぎというか、キャラクターを理想像に近づけすぎな感じもしたのは気になった。
最後はやっと金の使い方を知ったようで、丸いラストになった。それにしても金額がでかすぎるが、使えて良かった。
普通預金の金利だけですら生活できるだろしかしこの人。それを死蔵放置。なんちゅーやつだ。