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山椒の実

絶滅できない動物たち (M・R・オコナー)

絶滅危惧種の保護や、絶滅した動物の復活の話。答えのない課題。

動物側にも文化的な側面があるというのは、なるほどと思った。カラスの話で出てきたが。絶滅寸前のカラスのDNAを保存、復活させたとして、そうやって復活したカラスはもはや元のカラスではないと。鳴き方や飛び方など、親から子へ、群れの仲間から教えられることは多い。それがゼロから生まれるわけではない。人間で同じことをしたらどうなるか考えれば分かる。人類が絶滅したとして、日本人のDNAから1人再生したらいきなり日本語を喋って行列に並び始めるかっていうと、そんなわけはない。

にしても、カラスやサイ、リョコウバトはともかく、ネアンデルタール人は気持ち悪いとしか思えなかった。悪いことになる予感しかない。まーDNA情報からの復活話はジュラシックパークの影響が大きいなー。SF映画もこんなに社会的学問的な影響力を持つんだなー