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山椒の実

この部屋から東京タワーは永遠に見えない (麻布競馬場)

あの本ですね。Twitterのタワマン文学系というか、東京と慶應のすごい人ね。(←っていう紹介が合ってるかどうかはアレだけど)

熱心な読者でもないので、どれが書き下ろしかはよくわからない。前提知識がなくても楽しめるけど、紙の本にすると不自然さはあるかもね。段落の長さとか。

最後の方の東京の土地を毒舌で語り続けるところで唐突に自分の家の近所の話が出てきて笑ってしまった。慶應なら東急線で川崎市が出てきてもいいだろうと思ったんだけど、そこでオチに使うかな。俺たちのホームタウン、新丸子を。川向こうだと思ってバカにしやがってw

まあでも、楽しかったよ。中央線民だった自分が多摩川を渡ってはや20年。港区を目指していれば、違う人生もあったのかもしれない…なんて思わないですが。あの時、慶應を選んでいたら一味違う人生になっただろうとは思うけど、自分の性格からして港区を目指すルートは考えづらい。

実際のところは、東京は地方出身者が集まる街なんで、土着の人は少ない。京都とかとは違うのよね。だから、あんまりこの本が描写しているようなことはないんですけどね。土着の人ってのがいても、たいてい下町の人で、気取ったところはない。まあ、慶應の事情は知らない。少なくとも早稲田はそうだった。