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山椒の実

象は忘れない (柳広司)

2011年の震災と原発事故に関する短編集。なかなかシビれるものがあった。分断と孤立…なんつーか、あの時はいろんなものがぶっ壊れた。その時代の空気が、こういう小説の形で残されるんだなと思った。

同時期に読んだクリスティの同名の推理小説は全く関係なかった。まあ同じ諺を元にしたタイトルなんだろうけど。