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山椒の実

聖女の救済 (東野圭吾)

物理学者シリーズの長編。このシリーズ、良いよね。

今回のトリックはかなり無茶ではあるが、説得力を持たせるには長編にするくらいの文章量が必要だったのかなあ。長編なのに、息をつかせぬ展開。何を疑い、何を信じるのか。楽しめた。しかし弁護士は何なんだ。顧問弁護士だと思ったら共同経営者だった、しかも…という。

(追記)

これ自分には通用しないトリックだよなあと思った。私はああするし、こうされる人生は歩めないし…思わずその辺のことを考えてしまった。それを「そんなアホなことする奴がいるはずがない」みたいに片付けられてしまうとねえ。

まあ自宅でミネラルウォーターのペットボトルを捨てる前に水道水で洗浄する人は、確かに少数派だとは、思いますけど。