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山椒の実

七つの棺 (折原一)

ライトなパロディ推理小説。密室殺人事件にフォーカス。だいたい無理があるのに、押し通しているこの感じ。

それぞれトリックと裏があって悪くないけど、元ネタを知らないので…知ってればもっと楽しめたかもしれないな、と思ってしまう。

こういう短編集のいいところは、寝る前に1編ずつ読んでくと1週間持つというところかなー。長編一気読みとかだと疲れちゃうケースに、ちょうどいい感じね。内容も文章も重厚じゃないので、軽い気持ちで読み始めて読み終われる…疲れないで済む。

アテルイが犯人だったやつは、なぜか印象に残ったな。そりゃ殺人も起きるだろうよ。あとは、読んだのが3/11近くだったことで、少しタイムリーに感じたトリックとかも。