…などと大層なタイトルにしてしまったが、気づいたことがあるので書いてみる。
しばらく前からJリーグチケットにリセールという公式のチケット再販のシステムが入っている。そこで子供向けの席をリセールに出すときに、小中学生向けのチケットとしてしかリセールできないという問題がある。その結果、小中学生向けチケットだけが売れ残るという現象が起きる。観察すると、だいたいそうなっている感じ。このへんの設定、クラブによるのかもしれないが。
顧客代表(?)としての私の希望は、子供チケットを大人向けの席として振り替えて売却できるようにして欲しい。これはキャッシュバックで過大に儲けたいというわけではなく、キャッシュバックされる価格は子供向けの値段でいい。単に、買う人が大人向けに振り替えて買えるようにして欲しいわけ。
チケット価格には3種類あって、、、
- 元購入価格…クラブが設定した定価。最初の購入者が支払った額
- 売却希望価格…リセールに出した最初の購入者が設定した価格
- 新購入価格…リセールで買った新たな購入者が支払った額
リセール出品者は売却希望価格(から手数料を引いた額)を手に入れればよくて、「新購入価格=定価 – (元購入価格 – 売却希望価格)」とすれば誰も損しない。
- クラブ…小中向けの低い価格しか得られなかった座席が、リセールによって大人向けの金額を手にすることができる
- 元購入者(リセール出品者)…支払った額に近い額から手数料を引いた金額を手にすることができる
- 新購入者…定価からリセール出品者の負担額を引いた額でチケットを手にすることができる
- Jリーグチケット…リセールの流動性が上がるため、手数料をより多く手にすることができる
でしょ? 問題は大人チケットのリセールで小中向けのチケットに振り替えて買いたくなる場合だが、これも同じ式で都合をつけていいと思うんだ(マイナスになると困るが、そこはなんとか頭をひねって式をこね回していただいて)。クラブは大人向け価格が得られなくなるので、損するのかもしれないが。まあリセールで買おうとする人は1人観戦が多いんじゃないか…と思うと、子供→大人の振り替えだけできればいいという考え方も、あるけどね。最悪、大人チケットで子供も入れるし(逆は不正になる)。
あー、ちょっと意味が分からない人もいるだろうからもう少し説明しよう。現実に何が起きているのかというと、私は子供用の席を確保することがあり、子供のサッカーの練習試合なんかが入るとそっちを優先するので丸ごと(大人席も子供席も)リセールに出すんだけど、大人用の席は割とすぐに売れてくれるんだけど、子供用の席ってあんま売れないんだよ。大人席だけ売れて子供のチケットが売れ残るの。
子供チケットの状態で売れ残ってると、買いたい人から見ると子供だけ離れ席のチケットが並んでいる状態になるから、いくら安くしても買わねーよそりゃ、と思ってしまう。小さい子供と一緒に行くなら、隣の席がいいでしょうよと。この状態だったら、オレでも買わないと思う。大人1人で行っても使えないし子供連れて行こうにも、かなりの離れ席になるんだから。売り出した時は隣の席なのに! 大人席だけ先に売れちゃう!!
現状、こういう形で売れ残ると、クラブは小中チケットの金額と空席を得る形になる。リセール出品者の手元に空席になるチケットが残り、行きたい人が現地に行けない。それってあんまり嬉しくないでしょう。公式リセール制度の精神に反すると思う。
自分の損失を減らしたいという欲求も正直あるけど、せっかくの座席が埋まって欲しいという気持ちもあるからさ。まあただ、見てるとこういう座席の絶対数はそれほど多くないから、サービスの仕様を変えたくなるほどのインパクトはないのかもしれない。ただねえ…サッカー少年と大人を比べると、チケット発売日以降に用事ができる確率、前者も大きいと思うんだ。(チケットは2週間前発売が多いけど、練習試合の日程なんて2週間以上前には確定しないことが多いでしょ普通)
書いてすぐにアレですが、子供用チケットもリセールで売れることもあります。
(大人用の方が売れるのは間違いじゃないけど、実際に最近売れたので…)
Jリーグチケットのリセールはちゃんと売れるプラットフォームである、という事実は書いておきます。私の中ではJリーグチケットのリセールは非常に高評価な取り組みなんです。座席のグレードによっては大人と子供の区別がないこともあって、そういう席は人気カードなら即日売れちゃったりする。下手したら数分とかそういうレベルです。体感的には、メルカリ以上に良好な印象を受けている。メルカリの衝撃はすごかったからな…