地元のタウンニュースにも出てましたが、当家でも割と愛用していた、近所の気軽な博物館/美術館である市民ミュージアムの取り壊しが決まりました。
フロンターレ展、正月の昔遊び、その他多くの美術展…いろんなイベントでお世話になったし、無料の常設展示も楽しめて、軽食もあるし変なものを売ってる売店もあった。気取らない文化施設。夏に公園で遊んだ合間に涼んだり…あのエレベーターもよく使ったなー。資料室みたいなところでマンガ読んだりね。けっこう好きな施設だったんで、残念だ。あそこは川崎市の文化面の多くを背負っていたはず。同様の機能を持つ新しいミュージアムを別の場所に立てるってことなんだろうか。トーマス転炉どうすんだろう…
経緯としては、台風で被災して収蔵品の多くを失うことになったという川崎史に残る大事件があり、その後ずっと閉鎖されていた。その間、施設の機能としては破損した収蔵品の修復という業務に専念していたのかな。水没の可能性が高い立地で収蔵庫が地下にあるという、最初の最初の、設計の問題。これはどんな技術でも解決できる気がしなかったし、事実として解決できなかった。そして、解決できなければ原状回復を目指す理由も無くなってしまう。
跡地はどうなるんだろう。何らかの文化的な施設ができてほしいけど。スポーツ施設でも悪くはないけど、あそこは文化施設の方がいいなー。スポーツ施設なら、フットサル? ストリートバスケ? スケボーパーク? 壁打ち場? 温水プール? ちゃぷちゃぷ池? アスレチック系の何か? まああんまりべらぼうなカネはかからない…と思えばスポーツ施設の方が有力なのか。でもあの場所に関しては、音楽や芸術の方面の方がしっくり来る。今はそんな気がしている。ただ、コロナがいつ終わるかわからない現状じゃ、人を集める大規模屋内施設は厳しいか。うーんこれ、ただの広場になる可能性が大きいのかも。これで土地を削って売り払ってマンションとかが建ったりしたら、もう笑うしかない。さすがにそれはないと信じたい。