生存確認

台風19号を生き延びました。というか避難所には行かずに自宅で過ごしました。条件を色々考えて、宮内の自宅の方が安全と判断。水と食糧を確保した状態で過ぎ去るのを待っていました。瞬間停電が断続的に数回あった。自分の受けた被害はそれだけ。大事に育ててきたサーバ(Raspberry Pi)のuptimeガー!

災害の全貌はまだ明らかになっていないが、現時点で川崎市でも亡くなった人がいたとのことで、非常時に判断を間違うことに対して恐怖を覚えた。この恐怖感は沖縄に行った時以来か。今後災害や戦争を経験するとして、その時に判断を間違いたくないのでね。

昔住んでた上平間の方はかなり浸水した地区が多かった模様。住んでた建物もちょっと低くなったエリアにあったので、あそこはダメだったかもしれないな。もしあっちに今でも住んでたら、避難した方が良かったってことなんでしょうね。当時は3Fの部屋だったので、避難する判断ができたかどうかは怪しい。もし浸水してたら脱出には苦労しただろう。

宮内の近所も浸水した場所があったようですが、自宅の窓から見える範囲では何の被害もなく、水たまりもできてないようなきれいな状況だった。自転車置き場から自転車を玄関先まで引き上げておいたけど、翌朝見に行った自転車置き場は乾き切っていた。今は買い込んでおいた食料品を食べきるために頑張っているところだよw

それでもあの日は1日中、多摩川の水位をずっとチェックしていた。多摩川氾濫の通知が来たときはビビったね。場所は予想がついていた範囲だったが。二子玉のあたりの堤防が弱く作ってあるというのは地元では知られている話。しかし言われているように景観の問題とかではなくて、川崎サイドになんとかっていうインフラ系の施設があるため、というふうに聞いてます(←ホントかどうかは知りません念のため)。川の堤防ってのは両方ではなくて、どちらか片方だけが破れるように設計されている。そうは言っても川の近くで、堤防のトップよりも低い場所に1Fがある建物に住んで史上最強クラスの台風を待つのは気分の良いものではなかった。

水位・ライブカメラのサイトは今回の負荷に耐えられてなかったですね。しょうがないのでYahoo!の方を見てましたが、流石にYahoo! JAPANは普段からさばいているトラフィックの量が半端ないので、災害中のアクセスに関して何の問題もなかった。

しかしながら、これをもって普段はアクセスの多くない河川事務所のサイトが悪いとは言い切れない。普段からこんなトラフィックをさばくように作っておく必要はないし、クラウドでオートスケールするように構築したり高いCDNを契約しとくほどのもんでもないでしょう。「災害時用のサイト」っていう考え方がすでにNGなんだと思う。普段からトラフィックを大量にさばいていて、炎上にもDDoSにも対応できる作りになっているメジャーなコンテンツホルダーが災害時の情報流通にも対応できるように作っておくのが正しいあり方だ。そして今回はYahoo!が正しい行動を取っていたというわけだ。社会の公器。S3のWebサイト機能くらい噛ませるシステムを設計しとけば少しはマシだったのに…と思ったのは内緒ね。

武蔵小杉の駅の向こう側は排水が追いつかずに浸水した感じですね。ちょっと低くなってたからなー。今も停電中の高層ビルを見て、なんとも言えない気持ちになる。世間は楽しそうにそれを話題にしている。現代人は、他人の不幸を見ると自分の幸福よりも強く幸せを感じるんだそうです。不動産価格が高すぎるが故に、自分もそうですが不動産の資産価値が下がることは住人にとっては死活問題。だからあまり不幸を笑う気にはなれません。今回は自分には被害がなかったが、場所も時期も紙一重。そして今回の影響で自宅の不動産の評価額が爆下げするかもしれないのだ!

日本は地形的に山ばかりで傾斜も多く、水が引くのも一瞬ですね。タイみたいに何ヶ月も水没してたりしないのは救いと言えるかな。小杉も今朝はそれほどの混乱はなかった(新駅の方は酷かったらしい??)。

等々力緑地も、ミュージアムやアリーナは浸水被害があったらしい。こちらは調整池としての機能が設計通りに動作したんだと思う。だから水曜の富山戦は延期か別会場か…と思って会社で早退の連絡をためらっていたが、なんと予定通り実施するという通知が。暴挙か、英断か…それは明日確かめます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です