さて、壊れてしまった自宅PCですが、コンピューティング環境が電話を兼ねたAndroid機だけというのもアレなものですので、HDDを使わないPCとして壊れたPCの残骸(?)をしばらく使うことにしてみました。いずれ何か買うんだろうと思いますが、それまでのつなぎ。
基本的には以下の2択でした。
- ChromiumOS (ZERO)
- FedoraのLiveCDをliveusb-creatorでLiveUSBにしたもの
「TinyCore LinuxをUSBメモリに書いておいてほぼDRAMだけで過ごす」という案も考えたんですが、ちょっと冒険的過ぎる。ChromiumOSも開発環境としてはアレだし、結局Fedoraを選びました。Fedoraデスクトップは会社でもXfce版を使っていてまあまあ快適に使えることが分かっていたし、ソフトも新しめで、LiveUSBではdevice-mapperのsnapshotを使って普通のシステムと同じようにデータを書いていける。USBメモリの既存データを壊さずに済むという点も良いです。
Windows Live Writerがなくなってブログを書くのが不便とか、iTunesがデータもろとも消えたとか、いろいろ不満はありますが、USBメモリでそこそこネットが使えるだけありがたいと思います。さらに無線LANも安定していてちゃんとx86_64でメモリ4GB使えてサスペンドも問題なく動いてくれるという、Vista時代には得られなかった快適性もあります。mercurialやgccやPythonもまともなものが使えて、私としてはハッピーです。
パスワード管理ソフトに関しては最初から入っているgnome-keyringがユーザIDを管理できなかったりして、他のソフトはJavaが必要だったりQtだったりするのでまだ導入はしていないです。ただ、データとしてはCSVファイルに生パスワードを書き出した状態で古いパスワードを確保したので、最悪のケースは免れたかな。grepしてgnome-terminalからコピペという、えらく原始的な運用になってしまいましたけどね。