やはりアメリカと東大は進んでいる

NO BUN

今回はいろいろな面で、とても恥ずかしい話。

お店でハンバーガーを頼んだのだけど、その店はカスタムできるのが売りになっていた。レジのところで数人並んでいて、待ってる間に注文を紙に書いてみよう! みたいになっていたので、適当に丸をつけて渡した。あまり空腹じゃなかったし、おいしい可能性は低いし、日本の感覚で頼むと食い切れないのが身に染みているので、控え目に。

テイクアウト(to go out)、ドリンクはいらない(no)と言って、サイドメニューもひと通り断わって(no)、最後にbunをどうするか聞かれたんですね。よく分からないし流れ的にいいやと思っていらない(no)と答えたら、すんなり通った。通ってしまった。

運びに来た店員はちょっと怒ってましたよ。bun(パン)抜きのハンバーガーって、ただのハンバーグじゃないですか。それでも頼めるもんなんですね。一度しか聞かれませんでしたし、デフォルトでパン抜きにしてあるなんて、信じられません。部屋に戻って開けてみて「あ、あれはパンだったのか」と。日本だと複数形の「バンズ」で、「バン」とだけ呼ぶことはないですからね。恥ずかしながら、開けるまではパンのことだとは思いつきませんでした。よく考えれば知れたはずの知識。

店員さんには悪いことしましたが、そんな変な注文、レジの奴も普通に受け入れないで聞き返せよ。あとメニューにもアイコンを入れれば? デフォルトは普通のやつで、そこをカスタムしたら? 分からないことは聞いた方がいいよ?>おれ

店で食ってたら相当睨まれたでしょうね。まあ、レシート見ると普通に「NO BUN」と出てるので、イレギュラーというわけではなくて、たまに頼む狂人もいるんでしょうな。

ハンバーグ? まともな味で、おいしかったですよ。パンに挟まってればもっと良かったと思う。

…とまあ私の英語力は大学出てるとは思えないひどすぎるものですが、それでも海外出張に行かせてもらいました。ただ学会の発表を聞いてるだけという楽な出張です。まあ専門分野なので真面目に聞いてれば意味が分かる。だいたい専門外の人にも分かりやすいように丁寧に説明しますしね。仮に説明自体が分からなくても手元の論文を見れるし。それでも、訛りとか説明が良くないとかそもそも難しい話とか、全く理解できない発表もあるわけです。

それで、終わってから唐突に小さい頃のことを思い出しました。祖父に東大の学祭に連れて行かれたんです。当時私は小学生になったかならなかったという頃のはずで、この頃の記憶を思い出すのは珍しいんですが、とにかく思い出した。

東大の学祭はずいぶん真面目なサークルが並んでいて、その中に木星の大赤斑を水槽で再現してみる、という展示がありました。天文か物理のサークルだったんでしょう。小さな部屋の中でニイちゃんが何やかやと難しい説明してくれるわけです。当然人気があるわけもなく、聴衆は祖父と私しかいませんでした。私はちょこんとパイプ椅子に座って聞いていましたが、意味はほとんど分かりませんでした。流体の何とかと言ってたはずです。色をつけた水と普通の水を混ぜて水槽で流して、大赤斑に似たものが浮かび上がるという。今考えれば祖父も文系でしたし、よく分かってなかったはずです。

そのあと、帰りに窓から下が見える喫茶店で、男2人でパフェを食べました。まあ、アイスクリーム抜きでしたがね(それはウソです、さすがに)。

今日はつまり、「東大とアメリカはすごい」という話でした。

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