本職のGKがいなかったのかな。コラシコのほうはボコボコにされた形。
しばらく待っていると飛行機組がやってきて、スカパラがなぜか緑の服を着て演奏し、試合が始まった。まーあの緑の服を見たときに今日は勝つなと思いましたね。遠目だったので、オーロラビジョンの発色の問題だったのかもしれませんが…上の写真の、オーロラビジョンとメイン2F貴賓席の間のスペースの左寄りの青赤幕の空間です(写真だと分かりにくい?)。
見ての通り、ブルーノクアドロスの判断が勝負の分かれ目でした。テセがトラップでかわしてGKと1対1になったところを後ろから猛然と引き倒した。2-0の状況でしたからノーファウルで、コースをなるべく絞って打たせる判断もあったと思いますし、引っ張ってもうまく離せばエリアの外、あるいは主審によってはノーファウルの判定で助かる可能性もありましたし…難しい状況でしたが、結果的には一発レッドでPKに。これをジュニーニョが沈めて、その後すぐに逆転を許した。大黒柱が抜けて、代わりが状態の悪そうな茂庭ですから、止めようがないですね。佐原でもいれば別だったと思うけど。茂庭って悪くないプレーは見せるんだけど、試合が進むとだんだん自信を失っていくように見えるんですよね。
それまでは東京は非常に良い出来で、ほとんど川崎を寄せ付けていなかった。セットプレーから今野の技術で1-0、温存していたヴィトールを入れて打開しようとした直後に菊地がカボレに競り勝たれての石川ミドルで2-0。川崎が良かったのは最初の数プレーくらいでしたし。カボレと平山のツインタワー? 作戦が効いていたのかな。菊地の高さは負けていなかったが(失点につながったあのプレーでは負けたけど)、井川は高さには不安があるし。
ここで前述の一発レッド&PKがあり、クイックリスタートで谷口がミドルを枠に入れ2-2、ジュニのクロスをレナチーニョが押し込んだ2-3。谷口のミドルもコースを狙っていたし、レナチーニョもDFに前に入られながらも足を出して押し込むという技術を見せた。その後は相手の出方をうかがいつつゲームを終わらせようとするがやはりチャンスを作られつつ、どうにか締めてゲームを終わらせた。レナチーニョが良いとは言え、やはりヴィトールは不可欠な選手だった。悩ましい。
ともあれ、東京にとっては痛恨の、川崎にとっては痛快な試合でした。