Firefox3からcrash時のレポートのやり方がちょっと変わった。以前はTalkbackだったのだけど、今回のものはBreakpadというGoogle Code系のものらしい。Linux, Mac, Solaris, Windowsに対応。C++用ですね。これは便利かもしれません。
それで、自宅のFx3があまりにも何度も落ちるので、報告することにした。起動直後のabout:mozilla画面で右クリックした瞬間に落ちたときはさすがにナシだと思いましたね。会社の環境ではそれほど派手に落ちることはないんですけど。そういうわけで、現在は自宅のメイン環境はFirefox2に戻して使ってます。
報告を見るには、about:crashesというURLを指定する。すると報告したクラッシュのリストがリンクになって表示されるので、リンクをたどると報告したバックトレースを表示したり、少し詳しいことも判明する。クラッシュ場所の最近2週間のランキングも表示できるので、けっこうおもしろいかもしれない。GoogleDesktop関連が上位につけているので、Firefox3ユーザがGoogleDesktopを新たに入れたいと思っても、今のところ思いとどまったほうが無難かも。
私が報告したクラッシュは以下の通りだった(カッコ内は2008/6/22現在の順位)。同じ原因だろうと思っていたのだけど、意外と多彩な場面で落ちていた。
- arena_dalloc_small (1位)
- JS_TraceChildren (26位)
- @0x6d002e00 (圏外)
- extent_tree_ad_s_RB_REMOVE (12位)
- WrappedNativeSuspecter (圏外)
- arena_run_tree_s_RB_INSERT (圏外)
- fun_trace (31位)
- @0x8000000 (圏外)
- GCGraphBuilder::NoteXPCOMChild(nsISupports*) (70位)
仮に圏外のものは相手にされないと考えても、半分くらいは次回のリリースで対処してもらえそうな感じがしますね。しかしLinuxの報告者数は少ないですね。Solarisに至っては0です。