今回初めて日本代表合宿に呼ばれた川崎山脈不動のDF#13寺田周平が生まれたのは1975年。1975年生まれと言えば私と同い年。うさぎ年で、ポリオの免疫がない人の割合が多い歳。川崎の選手の中では最高齢になる。
ひとつ年下の箕輪が初めて代表に呼ばれたのが2005年(29歳)。このときは東欧遠征で、翌年のワールドカップを控え、強化試合が組まれていた。フィールドプレイヤーでは史上最高齢と騒がれたものだ。1キャップを得て屈強な守備と正確なフィードを披露するも、終了間際に不運なPKを取られて試合には負けた。その箕輪は現在怪我の治療で長期離脱中だ。時間はかかるかもしれないけれど、じっくり治して帰ってきてくれるはず。
箕輪は川崎にとっても在籍選手の選出自体が初、しかも地元出身者ということもあって(局地的ではあるが)大騒ぎになった。寺田自身も箕輪に劣らない物語を持った選手なのだが、今回はそれほどの騒ぎにはなっていない。試合(5月のキリンカップ)ではなくまだ合宿ということもあるけど、それでも名誉なことだから頑張ってもらいたいね。
これはワールドカップ予選のために戦力の見極めをする合宿。3日間と短い期間、しかも初めてということで普段と違う環境への適応能力も試される。怪我の多い、現在はピンピンしている某DF不在時のオプションの一つとしてのテストということになるだろう。