味スタに行ってきました。久しぶりの東京ダービー。フッキのホームJ1デビュー戦は佐原との対決。大分には行けないなぁと思っていたところで新聞屋さんに券をもらったので、行くことにしました。ホーム側のゴール裏席なので、ヴェルディの応援をじっくり聞くことができる。
東京のほうが圧倒的に多いかなと思っていたんですが、バックスタンドはだいたい半々、ゴール裏も1階は埋まっていましたから、2階まで埋まっていたガスのほうが多いのは確かですが、それほど圧倒されている感じではなかった。ただし電車では圧倒的にガスでした。サポがカラーを身につける風習がないのか、あるいは新聞屋さんが券を配りまくったのでお客さんが多かったのか…。よくわかりませんでした。声量はまあ…ホームゴール裏にいても差があるのは分かってしまいますね。私はメイン寄りに座って見てましたが、周囲はだいたいちゃんとヴェルディに肩入れしていて、私のような静観する第3者的な人は少なかったように思えた。フッキがゴールを決めた時にどんよりしたのは私らくらいに見えました、ということ。あ、一応ホームゴール裏席なんで、私もチャントは(小声で)歌ってあげてたけどね。それはともかく。
前半早々CKからDFがクリアミスしてヴェルディ側のゴールネットが揺れるが、ファウルで取り消しになって仕切り直し。フッキは右寄りでもがいていた。東京は長友と藤山で対応していたのだがこれが見事で、特に長友はフッキとの1対1の勝負にことごとく勝利をおさめ、攻撃にも顔を出して豪快にサイドをえぐっていくという獅子奮迅の活躍。神戸戦で初めて見て目をつけていたらオリンピック代表でも活躍するし、東京の5番はこのまま一気にスターへの階段を駆け上がっていくんじゃないかと思ったよ。
しかし今日の主審の高山さんはファウルを厳しく取っていて、それを見てヴェルディの選手は転がって主審をだまし始める。こういう試合で厳しすぎるジャッジはどうかと思いますよ(誰も得しないじゃん)。それはそうと、前半終了間際にペナルティエリア付近で佐原(?)が倒したかブラジル人が騙したかよくわかりませんでしたが、とにかくFKからフッキが豪快に蹴り込んでヴェルディが先制。そこまでフッキはまるでいいところがなく、強引に打ったシュート1本(ブロックされる)とFK直接の1本(GK塩田が楽々キャッチ)くらいしかまともにシュートを打てていなかったのだけどまあ…さすがですね。
後半。ハーフタイムの修正を受けたフッキは左寄りに主戦場を移し、佐原のエリアを攻略にかかる。これがうまくはまってガンガンにシュートを打ち、フッキがノリノリ状態に変身。うーん、もっとうまく対応してくれ佐原…しかも佐原は相変わらずフリーでもヘディングはクリア専用で、味方につなぐことが全くできませんね。ベテランなのに率先してバタバタしたり、佐原のプレーにはちょっと不満を感じながら見ていた。最後にフッキとのヘディングの競り合いで見事に倒れ込み、フッキを退場に追い込んだところでやっと溜飲を下げたが。
折り返しを受けた羽生のミドルで同点、フッキの退場、ロスタイムに今野が落としたボールに突っ込んだ長友のゴール(記録はオウンゴール)で逆転と、東京サポにとってはたまらない展開だったろう。♪ヴェルディだけには~負けられな~い、と歌っていた。まさに大合唱。ヴェルディ側もダービー専用ソングというのがあり、入場行進していました。楽しそうだねぇ。マリノスと組んで真のクラシコとか言ってTシャツを売るらしいです。会場で配っていたピンクチラシはこの真のクラシコの特集で、武藤さんがヴェルディとマリノスの歴史の話をコラムに載せてました。名門の「焦り」が見て取れる…という感想が正しいですかね。
歌詞カードを配っていたのでもらったのですが(右上写真)、タイトルが確か「東京緑応援歌」で、川崎の応援家の歌詞カードの完成度には遠く及びませんでした。まあヴェルディの歌詞カードをもらったのは初めてなので貴重な経験だったのでその場で写真を撮ってしまったのです。