環境(2)

Jリーグが始まるまで暇ですね。新ユニを今か今かと待っているんですが、なかなか来ません。totoは忘れないうちにネットで買いました。

というわけで。

リサイクルについてはやはり、考えさせられますね。リサイクルは3つのRの中で最下層に属するものなので、上位の2つを差し置いてリサイクルを推奨するのは間違いですよね。無駄になるものの量を減らすこと(Reduce)、加工せずに再利用すること(Reuse)を先に考えないといけないのであって、リサイクルが大きな顔をしているのはやはり、気に食わない。そうそう、子供用品なんかはReuseの宝庫ですね。うちでは今のところ、かなりの部分がお下がりです。まあそれは置いといて。

リサイクルの中でも、クローズドリサイクルとオープンリサイクルがあるらしい。クローズドのほうは本当に回っていくもの。缶を集めて、そのアルミからまた缶を作る、みたいなもので、私はこれまでリサイクルというのはこれのことだと思っていた。ただ技術的に問題がたくさん出るので、人類はオープンリサイクルという概念をひねり出したんですよ。なんという胡散臭い話なのか。

オープンリサイクルはもともとの姿と再生した姿が何の関連もなくても可という、何でもありの概念。極端な話、燃やして熱にしてもOK(ご丁寧なことにサーマルリサイクルと名付けられてでかい顔をしている)、埋めて地面にしてもOKというわけで、これが許されてしまうと、リサイクルというくくり自体に意味がなくなるでしょう。確かに夢の島でJリーグの試合が開催されて幸せを運ぶことだってあるけど、オープンのほうは「サイクル」になってないんだよね。オープンリサイクルにならない捨て方なんて、果たして今までに存在したんだろうか。

ペットボトルの話なんて、リサイクル率が5~10%と低いね、なんていう話だったけど(その値に噛みついている人もいるが)、議論になっている値はまさにオープンリサイクルの率であって、クローズのほうはなんと1%くらいらしい。クローズのほうで5%と誤解して少ないよなと感じた私はどうしたらいいのか。やっぱりペットボトルは環境的にはダメな素材なんだ。飲料メーカーはなんでペットボトルを使うんだろう。そして鹿スタはなぜペットボトルのフタを没収するんだろう。

オープンとかクローズドとかいう前に、オープンのほうをリサイクルの定義から外してまったく別の単語を作ったほうがいいんじゃないのかと思いますね。とりあえず「リなんとか」と呼ぶことにしよう。「リなんとか」にも優秀なのとそうでないのがあるはずで、比較する方法は私には想像がつかないけど、評価基準を作って数値で出してどの段階にあるのかはきっと評価できる。すでにそういう値は出せるようになっているのかな。誤ったリサイクルの定義を広めるんじゃなくて、そっちの数値の使い方を広めてほしいよ。

昨日の環境の本で世界観として面白いなぁと思ったのは、植物が長期間(2億年だったかな)かけてため込んできたCO2を人間が200年あまりで急激に全部解き放ってしまうという話。温暖化ガスのCO2と言われているけど、主原料(石油石炭)を考えれば人類がいくらがんばったところで大気中に出せる量は有限で、今のところ言われているほど長期間温暖化が続くような使い方はしていない(それまでに使いきり、そこで温暖化の傾向はなくなる)。しかし資源を使い切ると食糧が足りなくなり人口は激減せざるをえないので何とかしないとね、という。結局本の中では、限りある資源を無駄に使うのはよしましょう、という温暖化脅威論と同じ結論になってるんだけどね。対策としては、今から樹木を地中に埋めて石油石炭状になるまで貯めておくのかな…CO2貯蔵庫計画。何年かかるんだ(笑)

原子力や太陽・風・水を使うなり何とかするなりして無尽蔵に電気を作れれば、猛烈なコストをかけて(このコストは材料ではなく電気だけだが)もよくなる。石油由来の製品のなれの果てから石油を作れたりするかな。それは「リサイクル」と呼んでもいいだろう。

人工石油

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