鹿島2-4川崎 (新加入選手披露と、強さと)

やっと今、帰宅しました。疲れた。詳細は明日にでも。マギヌンゴ〜ルゥ、マギヌンゴォルゥ、おーおーおーおー!

2006/07/20 22:09.08 (JST)

やっと文章を書く時間ができた。と思ったらかなり長くなってしまった。

南半球にある鹿島では、7月は冬に当たる。トロピカルとは縁遠い雨の潮来インターを経て県立カシマサッカースタジアムに川崎サポが集結した。私は開門直前に着いたが、平日夜の国外遠征だというのに、意外に多くの青黒い人々が並んでいた。ちょうど開門くらいで雨は上がったがやはり肌寒い。まあ、モツ煮用の気候と言ったところか。

マルコンは先日のカシマスタジアムと同じように着いて早々、窓(?)からピッチを見ながらスタッフと談笑。その中で突然手拍子を打ち出すのでみんなで合わせるという一幕も。なんだったんだろう。警備員がトラメガで挨拶。拍手してあげたが無表情だった。言葉は標準語だったよ。

鹿島はやはり平日夜ということでメインとバックはガラガラ、しかしアップの時分になるとゴール裏にはなかなかの数のサポが集結していた。鹿島の応援は毎度のことながら秀逸で、思わず聞き入ってしまう。マギヌンの歌がコールリーダーから披露された。松下とマギヌンを歓迎する断幕も準備されている(何と書いてあるのかは分からなかった)。「マツシタ」というコールの発音に慣れず四苦八苦した。久しぶりの応援で発声がちょっとうまくいかない。井川のコールを忘れた気がするが私の勘違いかもしれない。

川崎のスタメンは、怪我の寺田周平に代わって米山が中央に。マルクスの位置にマギヌン。マギヌンは精力的に動き回ってくれた。運動量とスピードが持ち味かな。キープ力はあまりない。もうちょっとしたら周囲とも合ってくるだろう。

この日一番の見せ場は前半、勇介がプロフェッショナルファウルでイエローをもらい、なかなかいい位置での満男(=代表のエースMF)のFK、というシーン。マギヌンと憲剛が2人で壁を作ろうとするが、憲剛がなぜか壁から離れて壁はマギヌン一人に。これには満男はかなりの屈辱を感じたのではないかなという気がする(笑)。結局当然のようにゴールを狙い、枠を外した。このときマギヌンはジャンプしながら奇妙な動きを見せていた。しかもこれは伏線で、後半にもマギヌンはエリア付近で1人で壁を作り、見事に満男のキックをブロックしたという後日談(?)がある。…これが一番の見せ場か??

試合は鹿島のペースで進む。川崎のカウンターはやはり新規加入選手とは合わず、見せ場を作れない。ヤバそうなシュートも受けながら川崎が凌ぐ。先制点はPK。左サイドのマルコンからのクロスにエリア内で谷口(我那覇だと思った)が合わせようとしたところ後ろから追いすがった相手DFが突き飛ばし、主審の吉田さんがPKを指示。我々はなぜかマギヌンコールをしたりしつつも(本人はベンチと話をしていた)、ジュニーニョがPKを決めた(0-1)。

川崎がペースを握る時間があるが長くは続かない。左から上がったボールに鹿島FW柳沢が頭ひとつ高い打点で落とし、あろうことかボールはフリーのアレックスミネイロへ。DFは詰めようとするも間に合わず、ミネイロは緩いシュート(当たりそこねか?)をゴールのスミに送り込んだ(1-1)。GK相澤は取れたよな〜と思わせるけど、実際はタイミングが外れちゃってるしコースがあれだと、取れないと思う。柳沢は体調が良さそうですね。以前よりも身体がでかくなった気がする。

いつだったかな、ジュニが中央からの突破で相手にカード(主審のカードがいきなり赤かったので一発レッドかと思ったが2枚目のイエローだったらしい)を食らわして10人対11人に。前半終了。

川崎FW陣は何度もオフサイドを取られた。飛び出しのタイミングの問題か、パス出しのタイミングの問題か、あるいは鹿島のDF陣が上手かったのか。1回くらいオフサイドトラップをかいくぐって抜け出してもいいのに…と思いながら見てましたが、そういう場面は一度も作れなかった。

後半、出てきたときにマギヌンの姿が見えなかったが、ちょっと遅刻しただけだった。

よくわからないPK(あそこは刈りに行く場面ではなかったと思います)を取られて、ミネイロが決めてしまう(2-1)。なんだそりゃ。まあ、エリア内でもあれは取られるよな…

川崎は数的優位を生かしてパス回しを見せたりしつつも、やはりパス回しは鹿島のほうが上だな。それでもこちら側でジュニから谷口に渡され、谷口が綺麗にミドルを決めてくれた(2-2)。打った瞬間入ったと思いました。えらいぞ谷口。

マギヌンのCKからファーのマルコン(一瞬米山に見えた)が折り返したところ、ニアで潰れていた谷口が誰よりも早く体勢を立て直してフリーになっており、頭で押し込んだ(2-3)。偉いぞ谷口。谷口はアウェイゴール裏に向かって大喜び。イイェイ! 今日は谷口Dayでした。谷口は「おまえ、どんだけ身体強いんだ…」と思わせるプレーを見せてくれたり、ちょっと痛んでみたり、ノリノリでした。

この後我那覇に代えてテセ、マギヌンに代えて松下、谷口に代えてキンちゃん。テセが早速結果を出す。マルコンから渡されたボールを反転しざまにシュート。DFが2人いましたが間を通ってゴールへ(2-4)。テセは感極まって大地に祈りをささげはじめる。これを見たアウェイゴール裏にはテセギャルが大量発生した。このゴールで勝負ありました。相手のチャンスはあったがしのぎ、パスを回して試合終了。アントラーズ、奇跡を起こせず(またちょっと応援を聞き入ってしまっていた)。

勇介は積極的に攻め上がりシュートも打っていた。なかなか良かった。マルコンもすばらしい。松下も原田拓並の良いプレーを見せてパス回しを加速、シュートも。テセはおめでとう。トラメガでは「奉仕できてうれしい」と独特の表現を。あ、谷口を除けばMVPは米山かな。1点目の失点シーン以外では問題ない守備だった。パスも上手い。その谷口は挨拶の後、こっちに来てくれました。トラメガはなかったけど大声で挨拶していってくれた。

相手選手では、後半は22番が目立っていたように思います。満男はけっこう自由にやっていたかな。満男にはもうちょっときつくぶちかまして欲しかったかなと。

というわけで川崎は強敵鹿島を破り、新戦力を使える目処も立ち、順風満帆です。ま、次節は勇介がまさかの出場停止なんですが。

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