ゼロックススーパーなんとかをやっている今日この頃。皆さんお元気ですか?
J1の昨シーズンの記録(j-league.or.jp)より、昨年のJ1の時間帯別の得失点差をグラフにしてみた(下図)。得失点ではなく差を、しかも積み上げグラフにしたのは時間帯別の強弱のムラを見るためだ。得失点”差”を積み上げるという作業により、数値的な意味は薄れている。
図から、各チームの時間帯別の強さの傾向が見える。
ムラなくプラスなのは、グラフで全体的にマイナスが少なくプラスが多いチーム。鹿島、浦和、千葉、磐田、ガンバ、広島といった上位陣が該当する。優勝したガンバは得点も失点も多かったわけだが、特に苦手な時間帯というのはない。磐田は試合開始直後と試合終了間際に強いというおもしろい傾向がある。千葉は後半開始直後以外はかなり平均的に強い。広島は前半に強くて、後半はトントンといった感じかな。
一方、ムラなくマイナスなのは柏、ヴェルディ、神戸の降格組に加えて、名古屋、新潟、清水といったあたりだ。柏や新潟は後半開始直後、清水の試合開始直後はけっこう強かったみたいだが、そこ以外は弱かったようだ。ヴェルディと神戸はひどかったんだな。
プラスもマイナスも少ないのは大宮、マリノス、東京、セレッソあたり。守備が固く得点も失点も少ないチームかな。中でも東京は終盤に強い。終盤に逆転とか、追い付くとかいうのが多かったんじゃないかな。セレッソに関してははムラなくプラスのグループに入れるかここに入れるのか迷うところ。
ムラの多いチーム、上下に伸びているのは圧倒的に川崎、大分だろう。川崎は試合終盤の得失点差が非常に大きく、大分は前半後半の終了間際がヤバい。川崎と大分の傾向が似ているというのは新発見だなぁ。川崎の終盤の弱さは…これはちょっとひどすぎるね。内容はいいものの、集中力が90分続かないという印象通りの数字だ。今季はこのあたりがどのくらい改善するだろうか。
だいたいの傾向は以下の通り。
試合開始直後(0〜14):
強い…鹿島、清水、磐田、広島
弱い…柏、新潟、神戸
前半の途中(15〜29):
強い…鹿島、千葉、川崎、ガンバ、セレッソ
弱い…浦和、柏、東京、神戸
前半終了間際(30〜44):
強い…浦和、川崎、ガンバ、広島
弱い…新潟、神戸、大分
後半開始直後(45〜59):
強い…浦和、柏、川崎、新潟、ガンバ、(大分)
弱い…ヴェルディ、清水、名古屋、神戸、(千葉)
後半の途中(60〜74):
強い…鹿島、浦和、千葉、川崎、ガンバ、大分、(マリノス)
弱い…大宮、ヴェルディ、清水、神戸
後半終了間際(75〜89):
強い…鹿島、浦和、千葉、東京、磐田
弱い…柏、ヴェルディ、川崎、大分
とりあえず言えるのは、今季は川崎vs.大分の試合終了間際に注目だ。