ナビスコカップ初戦間近

さて、土曜は味スタでのヴェルディ戦です。このクラブと川崎市民とはいざこざがあって、古くからの人はいい感情を持っていないようです。私が川崎に来たのはちょうど彼等が出て行った頃ですが、フロンターレを応援したり、川崎が地元だと思いはじめたのはもっと後なんで、因縁はよくわかりません。1969年に創設され、地域やサッカー界に貢献してきたであろうクラブが、たった数年の悪業だけでここまで憎まれるんですね。

今回の試合の告知で、京王稲田堤(川崎市多摩区)でのポストカード配りでモメたorモメそうなのをヴェルディ側が察知して避けたらしいです。非常に大人の対応ですけど、プロレス的な盛り上がりという面では強行してくれたほうがよかったので残念です。むしろ川崎駅前で配ってくれたらそうとうおもしろくなったんだけど。ポストカード、スタジアムでも配ってくれるといいな(ちょっと欲しい)。

勢力範囲としては川崎市北部はまだアウェイ/中立地だと思っています。というのも、今年の新年会で、北部住民である大学時代の先輩が、真顔で衝撃的なことを言いました。

「サッカー? ああ、なんかあるらしいね。でも川崎ではバレーとかのほうがまだ人気あるよね

バレーボールかバレエか、昨年大宮にいたバレー選手か、どれのことを指して言っていたのかは確認しませんでしたが、「でもアウグストとかすごいじゃないですか」などと言ってみても通じませんでした(言ってみるなよって話だけど)。

実際、宮前区のジジイにすら、広島人向けに「地域、地域って、やつらすごく言うんですよ。僕は川崎に住んでるけど、川崎のことを考えようっていう気にはならない。ちょっとうらやましい(chugoku-np.co.jp)」なんて言わせてる。たぶんこのジジイはカープの存在をうらやましがれる神経は持っているのにフロンターレの存在を知らないわけで、7区が1つの川崎市のクラブの人気にはもっと伸びしろがあるはずだ。神経ならヘビにだってある。

PSMに行ったときの感じでは、南武線稲田堤から京王稲田堤に乗り換えるんですけど、その駅間を歩く途中にアウェイ緑になったのを感じました。そして調布方面に移動するとアウェイ青赤に。あの空気感はなかなかおもしろかった。シルクロードの旅人もこんな感じだったのかな(…違うか)。

東京ヴェルディ1969とFC東京の間には略称の問題がついてきますよね。一方を「FC」と呼ぶと愛媛FCや横浜FCらと区別できないし、ヴェルディのトップチームも「FCニッポン」という名前なんだそうで(…そうですか)、それを「日本(ニッポン)」と呼ぶわけにはいかないから「FC」だ。いまいましいが「ヴェルディ」と「東京」で区別することにしている。

私が日頃から危惧していることは、第3のクラブ「東京FC」ができたら困る、ということだ。頼むから「東京FC」でJリーグ参入を表明しないでくれ横河武蔵野佐川急便東京ら。せめて「FC江戸」に。

サッカーの話ですね。実は私が生で見たヴェルディの試合、全部ヴェルディが勝っています。だから、ムチャクチャ強いという印象があります。先週の浦和は強い強いとは言われながらも、弱い頃に負け試合を見てるんでそれほどでもないけど、ヴェルディは全部勝っているからね。

試合に関して。川崎はここまでの2戦、小細工せずに自分達のやり方でシーズンをやっていける手応えをつかんでいると思うんで、普通にベストメンバーで正面から行くんじゃないかと思ってます。注目は、相馬や中村憲剛がこの試合に間に合ってくるかどうか、川崎DF陣が超強力ヴェルディ攻撃陣を抑えられるか、そして川崎の中盤がどの程度通用するかというところです。つまり、昨年と比べて見違えるほど出足が速くなった川崎の守備は、ヴェルディのパスワークに通用するほどになっているのかどうかという点ですね。サイドの攻防は見るまでもなくヤスとアウグストの圧勝でしょう(願)。個人的にはいろいろ試してみてほしいところですが、そこまでの余裕はないかも。

ヴェルディの状態はわかりませんけど、小林慶が調子悪い(?)らしいですが、他の選手は絶好調(?)みたいですね。町田出てくるかなぁ。たぶん飯尾は切り札として出すだろう。

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