Appleの頭脳

iPod shuffle(amazon.co.jp)が届きました。一応リンクしたけど、Amazonでは注文してから1ヶ月以上かかったし、今も入荷待ち状態みたいなので、今Amazonクリックするのはあまりオススメしない。

パッケージはほどよく小さい。日通のおっちゃんが持っているのを見て、間違いじゃないかと思ったほど。私はLinuxのFedora Core 3を使っているが、買って開けてつないだら勝手に/media/IPODにマウントされた。VFATでマウントされている。ファイルは何も置かれていない。

それで、/media/IPODにMP3ファイルを入れたらすぐ聴けるのかと思ったがそうじゃないようだ。私は普段Linuxしか使ってないので、MP3聴くのにWindowsを起動するというのは問題外だ。というわけで調べると、iPodはgtkpod(sourceforge.net)とかgnupod(gnu.org)で曲の入れ換えとかは問題ないらしい。しかし眺めると、iPod shuffleはDBの構造(ipodlinux.org)が変わってgtkpodやgnupodは対応におおわらわ(?)になっていた。gnupodのサイト(開発のMLアーカイブ)で大丈夫かもって言ってるバージョン、gtkpod-0.87-2.tgz(sf.net)を入れてみたけど、うまくいかなかった。gnupodも0.98でiPod shuffleに対応したと書いてあるけど、なんかうまくいかなかった。Fedora Core 3のマウントのしかたとかが悪いのかもしれない。

それで、付属のWindowsのiTunesを入れることにした。Appleってあまり頭は良くないですね。ユーザ情報の登録の場面。「あなたはiPodを主にどこで使いますか?」みたいな質問。

外(外出中)に決まってんだろ!!

しかし選択肢はなかった(確か、会社とか自宅とかそういうのだけ)。真面目に書くつもりもないんだけど、あまりと言えばあまりの仕打ち。この点だけ見ればクレイジーと言えなくもない。まあサーバールームに置いてあるサーバのUSBポートに常につないでおくから、普通は会社かなぁ。…とAppleの人が思ったかどうかはさだかではない。ついでにアップデートを調べたら2005-02-22のがあってshuffle用の変更もあったので、早速入れてみた。ここでもユーザ情報を入れさせられた(f*ck!)。

そして私の手持ちのMP3はID3タグが全部UTF-8なんですが、たぶん文字のエンコーディング情報(どうやってその情報を入れるのが正しいんだろう?)を正しく入れておらず、Windowsからは日本語が化けるのでした。認識してくれないファイルもあって、半分くらいのファイルがiTunesのライブラリに入れられなかった。でも入ったぶんからiTunesに選んでもらって、shuffleに入れて、今聴いている。だいたい200曲くらいかな。

曲の入れ換えは非常に遅い。USB2.0でつないでもあまり速いとは思えない。1曲ずつ転送するたびにDBを更新してsyncとってるからじゃないかと思う。曲データだけまとめて入れて、DBを最後に更新したほうが速い(けど少しunsafeになる)はずなので、そういうオプションがあるに違いないと思った。思ったけど見つけられなかった。レジストリとか書き換えればいいのかとも思うが、Windowsでそんなことをする力を私は持っていない。残念。

いずれは自分のアルゴリズムで嗜好を考慮しつつランダムに選択して入れ換えるつもりだ。選択の部分は動きはじめている。あとはどう曲を入れるかだけだが、gnupodがちゃんと使えるようになれば問題ないだろう。gtkpodでインポートできるプレイリストの形式で吐くくらいなら、すぐにできるし。

(追記) 2005-03-01 13:10

書き忘れた。ユーザ情報の登録の手前かな、iPod shuffleのシリアルナンバーを入れる画面があるんだけど、その前にiPod shuffleをつなげなければ先に進まないところがある。しかしつなげているとシリアルナンバーは見えないので、1回抜く必要がある。そういうのは、たぶん普通の人は不安になる。抜かなきゃ見えないけど、抜いてもインストールが続くのかどうかと。そこも気になった。

せっかくなんだから、そういうのもちゃんと考えて作ってほしいよ。

(追記) 2005-05-16 09:15

思い出したので書いとくと、今のgtkpodは問題なく使えてます。私が使ってるバージョンは0.88.2。0.88.1のChangeLogにBUGFIX: Should now work with the shuffle — forgot to change a version number in the iTunesDB file 🙁とあるので、0.88.1以降は使えているのだろう、たぶん。

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  1. 最近iPod買ってる人が多いね。当たり前のように持ってたりするよ。うちの弟もmini持ってた。で僕はMPMANのバッテリーがもう一日以上二日未満しか持たなくなったので、思い切って買ってみたよ。本当は容量がでかいの買おうと思ったけど、なんかAppleの追加保証パックを店で勧めていたのを見て、この追加保証パックをつけないと不安なぐらいだったら安いやつでいいや、っていう気分になってshuffle 512MB にしたよ。

    で、なんかUSBストレージとしても使えるみたいで、ただしあらかじめどのくらいの容量を割り当てるのか設定しておかなくちゃいけないとか書いてあって、どういう風に管理してるんだろうね。独自の管理をしてても、コミュニティがLinux用のアプリを開発したのはアッパレだよ。

  2. USBストレージに何MBってのは、アプリ(iTunes)の設定。聴くMP3は、特定のフォルダにMP3ファイルを入れて、変な形式のDBファイルを更新するってことになっている。
    USBストレージで使う場合は、その特定のフォルダ以外のところにファイルを置けばいい。—–

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