過去ワールドカップで1勝しかしてない同士の戦い。アメリカは日本に、日本はジンバブエに1勝したことがある。あとは負けっぱなし。ちなみに日本は最多敗戦国である。
序盤、日本のタックルが入らない。でかい選手にずるずる抜けられて真ん中にトライを2つ決められたがタックルミスは変わらない。相手が特にうまくかわしてるわけじゃないので、勝手に抜いてくると決めつけてずれてるんじゃないかな。たまにキックのフェイントは入れてるけど、それ以外は普通に真っ直ぐ走ってるだけのように見える。アメフト走りっぽさはあるかな。
日本も栗原が左側にトライ。あとはPGの失敗成功がいくつかあって10-20。プレースキックは栗原が蹴っている。前半30分過ぎてからはタックルが正面に決まるようになった。このまま前半終了。序盤のミスを突いて2トライを決められた以外は互角という感じ。ただ日本はいっぱいいっぱいだな。アメリカも個人の突破に頼りすぎな気がする。展開してもどっかで1回縦に突破して終わりという感じ。サイド攻撃は効果的に見えたけど、今までの相手よりはさすがに弱いと思う。日本の攻撃もあんましパッとしてない。もともと華麗なラグビーをやってるわけじゃないからこれでいいのかなとも思うけど、モールやラックを見ても体に力が入ってないように見えるし、縦にも抜けられない。というか勝負してないのかな。疲れているのかもしれない。
後半、日本はジャージを青に変身してきた。いきなりPGで3点返した(13-20)。なんだかんだでだらだらした展開が続いて、またPGを決めた(16-20)。アメリカの反則が目立つ。ミラーのハイパントが相手に渡った瞬間、元木のものすごいタックルが決まって奪ったボールにアメリカがノットロールアウェイでまたPG(19-20)。
アメリカ、華麗なパス回しから一度ラックに、その後出たボールを2人で日本ディフェンスをあっさり抜いてトライ(19-27)。ミラーが個人技で数人を抜き去ってショートキックはインゴールでアメリカに押さえられた。しかし直後にラックからサイドに出たボールを奪い取って右サイドにいた大畑に回したところ、大畑がスピードと技術でトライを奪った(26-27)。
この後日本は攻め込まれるが強烈なタックルを連発して止めた。そして両チームの選手がエキサイトしてきた。プレーが切れた後につっかかる場面が何度も。
伊藤に代わって入った斎藤は嫌いだがまあいい選手なことは間違いないな。ここでハーフェーライン付近で得たペナルティをミラーがPGを蹴ったが距離が足りない。
日本はこの後防戦一方で、モールに来るかと思ったら日本は1人しかいなかったため突き抜けられてそのままなだれこんでトライを奪われた(26-34)。残り時間は3分。
この後日本は焦っている。自陣で鬼のように攻めるが敵陣にすら入れない。栗原への猛烈なタックル&投げで栗原が脳震盪。何度も映されて会場が沸く。
逆に終了間際、アメリカがサイド攻撃でずるずる進んでから右に展開。最後は#2が2人のタックルをはね飛ばしてトライ(26-39)。これでノーサイド。
日本はついに勝てず、アメリカにまたも勝ちを献上した。4試合でだんだんパフォーマンスが落ちてったように思う。開始直後の気が抜けた状態の2トライを食らったのが最後まで響いたのかも。残念。