教頭が校長昇任試験でカンニング(asahi.com)。ある意味象徴的な事件でしょこれ。
校長への昇任試験でカンニングをしたとして、東京都教育委員会は16日、都内の公立小学校の男性教頭(47)を停職3カ月とし、一般教員に降格する処分を出した。
日刊スポーツ(nikkansports.com)、読売新聞(yahoo.co.jp)も大喜びで記事にしている。内容としては、あらかじめ決められた内容の論文問題への回答を自分で考えておいて書き写したわけだから、決して悪質ではない。ただ教員がやったというのが問題なのであり、教員の不始末がやたらに目立つような世の中を象徴しているのである。子供を教育する前に教員を教育しなければならない。30人学級やゆとり教育よりも、それが先である。
ちなみに私は以前こういうお題が決まっている論述問題にもバカ正直にその場で思いついた内容を書いており、そのため解答用紙は消しゴムの跡だらけで非常に見にくくなってしまっていたのだが、ああ、忘れもしない某社の入社試験で周りの人があらかじめ回答を用意して直前まで暗記しているのを見て目からウロコが落ちたことがある。世間知らずとは恐しいものである。試験というものは直感ではなくたゆまぬ努力とテクニックでクリアするものだったのだ(気づくの遅すぎ)。
ちなみにその試験には(忘れもしない)ボクシングの世界タイトルマッチ、たしかデラホーヤvs.クォーティの戦評をお題と無理矢理からめて書いてしまった。採点した人もそうとう戸惑ったろう(笑)。