PC Watchでの後藤さんのおなじみのコラム。久夛良木健氏が語る、ポストVHSを狙うPSXのコンセプト(impress.co.jp)より。今回はSCEの久夛良木CEOへのインタビューに気になることがあった。Sony社員(特にCocoon部隊)はこれを聞いて反省してほしい。
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[久夛良木氏] そうだ。何が違うかというと、操作感。今の家電のDVDレコーダでは、これまでのAV機器のクオリティに達していない。少なくとも僕らの世界にいる人は、マンマシンインターフェイスでは手触り感が重要だとわかっている。ところが、今(のDVD/HDDレコーダ)は、それが非常に低いレベルだから、GUIでEPGを見たり、録画した番組を早送りしたり、ブラウズしたりするのに、かなりストレスがある。TVだったら、リモコンでチャンネルをパッパと切り替えていたのに、それができない。ゲーム機なら当たり前の、戦闘中にメニュー開いてアイテム取り直して、他のプレイヤと話すという、あのスピード感がない。
まったくその通り。もし、あの(P500)程度で満足しているとしたらイカれている。ちびちびと改良しないで、決定的なものをくれよと言いたい。まあ、PS2の(個々のゲームの、ではない)生のインタフェースもちょっとアレなんだけどねぇ。で、
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[久夛良木氏] それはなぜかというと、ハードウェアもソフトウェアもリテラシがないから。
というわけだ。この斬り捨ては、社内向けの話なのかもしれない。他社の製品もそうなのかなぁ。
まあ、Sonyは大企業のくせに良い意味でクレイジーな会社であって、今後の日本のために育てていきたい会社だ。そのためには我々がどんどん金をつぎ込むしかないのかと半ば諦めているが。