あの京王線封筒謎解きハートフル小説で有名な小説家のミステリ。京王線のやつは今はよみうりランド回ですね。みなさんはもう読まれましたか?
この鑑定って言ってるのは、美術品ではなく犯罪現場の遺留品に対する鑑定。精神鑑定とかでもなく、科学捜査のやつですね。指紋とかDNAとか映像とかそういう。
短編集で、科捜研最強と言われた鑑定人が独立、持ち込まれた事件を解決していく。洞察の切れ味、結末の後味、いかにも不味そうなハーブ水と嘘の味。可視化できなかった悪を見つける目。
主人公のバックグラウンドを小出しにして明らかにしていくやり方。これで一冊の本としてのまとまりを作りつつ、短編1個1個もなかなか読ませてくれた。
変な常連キャラをあんまり育てなかったのも良かったと思いますね。描写でそこそこ個性は持たせつつ、基本的にはゲストという扱いで。楽しめました。調べるとTVドラマにもなってたみたい。