SNS暴力 なぜ人は匿名の刃をふるうのか (毎日新聞取材班)
2020年の本。あれから5年。悪化してるよね。どうだった?
いろんな物語を集めた、マスコミの取材班が作ったありがちな本。出自的に常識的な内容になることから、面白さはないが安定的に時代を理解できる、という利点がある。NHKの本とかは結構パンチがあることもあるんだけどね。
読んでいていろいろな出来事を思い出す。ネットの世界は時間が過ぎるのが早すぎて、もはや矢だ。光陰さながらだ。…というか、そのものだが。
思うに、人類の脳がポンコツに過ぎなかったということを白日の下にさらしたのがSNSという見方もできるのかもしれない。学問の力でごまかそうとしたものの、過去最高レベルの学力を誇る現代でもダメだったワケで。こりゃディープステートの陰謀とかで片付けられたほうが絶望は浅い。