男はなぜ孤独死するのか (トーマス・ジョイナー)
孤独を愛するこのオレが。死に場所を選べるとしたらやはり生者のいない、象の墓場のような場所だろうな。先人の白骨に囲まれて力尽きるやつね。
実際はどうなるか。いまだ分からぬ。ありふれた事故であっさり死すかもしれないし、悪運を駆使してボケてなお生き続けてしまうかもしれん。体育会で脳筋やってた若者時代があり、無駄に体力だけ残ってる可能性あるしな。
この本は男性の自殺について分析している。特に白人の長男が危険だが、それに限らず女性に比べて男性の自殺は多い。それも、孤独にさいなまれた自殺。なぜそうなるのか。なぜ男性なのか。
本書の分析によれば、男は人間関係のメンテナンスをせず、ゆえに孤独になりやすい。それはそうだろうな。納得性が高いよ。孤独に鈍感に過ごした末に致命傷を負う、という仕組みらしい。センサー大事と。いやー、これオレ孤独死するよ確実に。ドンピシャだ。まるでオレの自伝だ。ド真ん中よ。絶望が俺のゴールなのか。
しかもこれが育った文化と関係ない、割と世界的な現象ではあるらしいので、生物的な作りがそうなんだろうな。まあいろんな文化があって、文化によっては防がれているみたいな話はあったけども。…うーん、ならしゃーない、次行こうぜ。(←このような状態には「孤独だが気に留めない」という名前がついている。危険な状態だ)
ただ、NASCARやゴルフの観戦についてはイチャモンとしか思えなかった。
孤独に対する解決策としては、フーリンカザンとコネクトすることも有効だと。あとは知り合いに電話して話せ、と。なるほど。