ゼロを読んでからだいぶ経ったなあ。と思って本編に。どういう単位でこの感想文的なエントリを書けばいいのか、という問題はあるよね。まだまだ続くから。まあ、気が向いたタイミングで書きたくなり次第、書くだろう。義務じゃないし。
本書に登場したことで話題を呼んだこのVスーツは実際に市販されており、Amazonで発注することができます。割とヒットしたと思う。置き配にも対応していたこともあり、私も試してみました。果たしてなかなかの没入感で、三体星系生活のリアルなストリート感覚が味わえた。これは登場人物がことごとくクセになるのもうなずける。ウソですが(念のため)。
全球を揺るがした球電事件で林雲と活躍した丁儀は名付きではあるがまだモブの域を出ていない。一戦交えて多大な被害を受けた中国と米国はまだギクシャクしているのか、米国人よりもNATO系の人が国内ではメインストリームとの距離が近い感じ。
この巻は、Wikipediaの混沌とした説明文のような内容のレギュレーションのブリーフィングも兼ねた話。汪淼(コピペ以外の入力方法を知りたい)と史強の凸凹コンビに丁儀が絡んだトリオで戦いの準備を始めるまで。アツいラストが後続タスクへの期待を煽る。オレたちは虫ケラかもしれない。しかし不滅の虫ケラだ! 破壊が全球を支配し、万民の故郷は焦土と化し、絶望に負けて全てを諦める時が来るかもしれないが、それ今日ではないのだ。ダダーン!! くらえ、ジェットストリームアタックだ!!!
煎じ詰めれば、毛沢東が悪い。さすが中国4000年における3大悪人の一人。登場せずとも悪辣さが滲み出ているぜ。
でもこれって数百年というタイムスケールなんだろ。主人公どうすんのかな。そんなに長生きできないよな…