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山椒の実

パンク侍、斬られて候 (町田康)

タイトルで勝確の時代劇。時代劇っつーか、まあ時代劇か。時代設定があるようなないような劇ね。冒頭で殺害された罪なき民草に涙を禁じ得ない。そのラストは美しい。

不思議に引き込まれる支離滅裂なセリフ。意味が分からないが一字一句読めてしまうリズム。書くも狂気、読むも狂気? といった様相だった。ここまでやっちゃうと映像化は無理だよな。…と思ったら映画化されていた。ちょっと頭おかしいね。