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山椒の実

誰も知らない東京スカイツリー 選定・交渉・開業・放送開始…10年間の全記録 (根岸 豊明)

東京スカイツリーの計画から実際に電波を出すようになるまで、テレビ側の人がテレビの視点で書き記した本。割と面白かった。

東京タワーも似たスキームだったらしいですが、スカイツリーは計画と選定、賃貸による利用がテレビ側、建設と運営が東武(運営は専用に会社を作る)という感じで分担されているらしい。テレビとしては直接建設に関わるわけでもなく、運営に関わるわけでもなく、単に主要な店子の一つ、という立場。ただ計画や場所の選定、役所の認可回りの仕事はテレビ側がやっていたみたい。なるほど、そうなっていたのか…。テレビ側がやると何の変哲もない電波塔になったりとか自社ビルの屋上とかに質素なものを作ってしまうとか何とか。スカイツリーは観光的にも大きな存在になっているからね。

いろいろそのへんの仕組みがわかったのは良かった。立場が違えば違った書き方になるんだろうな。変に中立ではなく、当事者としてテレビ側からの視点を強調して書いてくれている。東京タワーもバックアップとしての契約は残っているみたいな感じで、観光的にも両タワーを巡っていくようなツアーが人気だったりして、それほど下火になっているわけでもないとか。のっぽん元気かな。♪のっぽん音頭でのっぽんぽん♪

実はまだ私、東京スカイツリー行ったことないんですよね。大震災のときにできたタワーも、もう5年になるんですね。