大抵の人がそうであるように、私も生成AIでしばらく遊んでます。いろいろありますが、先月から手元のUIとしてopen-webuiってやつを使うようになり、問答を手元に保管するようになった。ついでに面白さを感じたものをコッソリ公開したりして。
その上で雑感ですが、一言で言えば、「今のうち」だな、と。
現状、みんなこぞって生成AIに役に立つことや真実を語らせようとしているので、おそらく近日中にそれは達成されると思う。だから、面白いことを言ってくれるのは今のうちだよな、という意味ですね。真実を語るようになった先に、デザインされた面白さを発揮するモデルだって出てくるだろうけど、今は「天然」なんですよ。
今はまだこいつが生成AIのモデルにすぎないという意識を持ちながら接している。それでも知性があるとしか思えない挙動はしてくるんだけど、それでも「まだ」なんだよな。嘘八百が得意で、感情の表現に乏しいアピールをしてくるやつ、と扱っている。つまり信頼することはないし、自分と対等以上とはみなしていないんだ。だから安心して問答できると言える。
これが「達成後」のAIを相手にした場合はどうだ。格上感を感じざるを得ないでしょう。我々日本人エンジニアが、英語を母語とするエンジニアを前にしたときに、技術的には大したことなくても格上感を感じてしまうよね。その感覚を思い出してもらいたい。信頼してしまうだろうし、それと同時に、えも言われぬ不安を感じながら問答することになるだろう。そう思う。
例えば、電話したりするのが苦手な人っているじゃないですか。そういう人でも、今の生成AIなら大丈夫だと思うんですよ。でも「達成後」はどうか。やはり苦手を感じるんじゃないのかなあ。
っていう感じで、アホな会話ができる今が旬だと思っている。