いやー試合前は完全に負けると思ってましたわ。この過信と浮かれ具合。スタジアムをたゆたう、ゆるすぎる空気。何度経験してきたことか。こういうときにコロッと負けるのがフロンターレなんだよ。俺たち、何度も苦い思いをさせられてきたからさ、分かってるんだよね。
しかし何度でも「今回は違う」「今回からは違うんだ」と自分を奮い立たせて等々力に向かう自分。信じたい気持ち、裏切られ続けた経験。まあいい天気だったし、ちょっと寒いけどビール飲むにはいいかな、という気持ちもあった。
そのビールはセルフサービスになっていた。その手際はお世辞にも良いとは言えず、運営側は今頃は反省会をしてるだろう。自分もかなり戸惑いながらの操作になり、反省しております。泡は非常にクリーミーでした。ただ私のはサーバー内で盛大にこぼれました。50円引きとなる推奨タンブラーがフィットしないサイズを導入してしまったという致命的な欠陥も。私はここ10年ほどずっと紙コップ派ですけどね。まあ、そこは機械ですからベンダに不具合をちゃんとフィードバックすれば修正されると信じます。買う側も慣れてきたらまた変わるだろうし。
それでもブレイブサンダースは超絶可愛い売り子を歩き回らせての地ビール手売りに舵を切り、フロンターレは逆にセルフサービス側に振るというのは、何か対抗心でもあるんですかね。新たなる解、という感じで新鮮ではありました。いずれビール販売のスループットは上がりそうな感じはした。要は紙コップを650円で売って放っとけばいいって話ですからね。
スタジアム内は強風でした。この乾燥と強風…いい予感は全くしなかった。自宅付近とか、等々力緑地の他の場所ではあんまり吹いてなかったけど、ホームゴール裏から吹き抜けていく、等々力特有の川風ですね。
結果はスコアレスドロー。まあこれ負けずに勝ち点1を貰えたんでラッキーですよ。実質的には勝利と言っても過言ではないでしょう。普通は負けてるよこの展開。憲剛や小林悠のアレが決まってたら勝てた可能性すらある。フロンターレは変わった。勝者のメンターーリティーーー。それを感じさせられた1日だった。