自分が晒した個人情報たちについて思いを馳せることがある。実際のところ私は物理人間である前にネット上の人間であるので、多かれ少なかれ、ネットに個人情報を晒さずに生きていくわけにはいかないんだよなぁ。全く何も晒していない人を見ることもあって、自分はこの人とは違う世界で生きているんだなと思ったりもする。
自分の本名やメールアドレスはすぐに判明する。マジで秒殺ですよ。そしてどこに住みどのような家族構成でどのような考え方を持っているか、ということも判明する。出身校、病歴、横顔、やっているゲーム、使っているマシン・OSやシェルやターミナルの種類、SSL証明書の購入先、応援しているスポーツチーム、勤務先、買ったモノ、コーディングスキルの良し悪し、普段の服装、著作物、髪型、契約しているサーバや回線…から始まって、物理側の誰にも話していないようなことまで、いろいろな情報を晒して生きているのだ。
それが時々怖くなる? というほどのことはないんだけどね。今は自分の個人情報なんてゴミクズ同然の億兆の情報のうちの一つで、何の価値もないのだけど、何かの邪悪な事件を起こすと価値が生じて、アカウントを特定されるじゃないですか、表裏含めて洗いざらい。それで芋づる式に色々引っ張ってこられてですね、あーこいつダメなやつだ…という感じになるのは恥ずかしい。そして正義に燃える民衆は無邪気な私に正義の雨を浴びせるじゃないですかーやだー。